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今日は私の4歳の誕生日。朝起きたら、家族みんなにもお手伝いさんにも「おめでとう」って言ってもらえた。普段は話しかけてこないお父さんも、朝廊下ですれ違ったら「そろそろか」って呟いて頭を軽くポンって叩いて、リビングに向かう私とは反対方向に歩いて行った。
“そろそろ”？ そろそろって何が？ お父さんにとって、大事なこと……？
っていうか、今何された？ 頭に手を乗せた？ お父さんが？ “あの”お父さんが……？
わからない。本当に。普段は険しそうな表情なのに、なんであんなにお菓子を前にした子供のように楽しそうな表情をしていたの？ 理解ができない。
『ねぇおかぁさん、しょーとは？』
冷「あら氷華、まず最初に“おはよう”でしょう？」
ご飯の準備をしてるお母さんに注意されて、慌てて『おはよう！』と挨拶する。お母さんは私の前にしゃがんで、「よくできました」と頭を撫でてくれた。
冷「焦凍はまだ来てないのよ。氷華、起こしてきてくれる？」
『うん、わかった！ しょーとはおねぼーさんだね』
『いつもしょーとのほーがはやいのに！』とニヤッと笑うと、お母さんは「そうね、珍しいわね」と不思議そうに呟く。
『しょーとおこしてくる！』
「廊下は走らないの！」と後ろから姉ちゃんが怒る声が聞こえてくるけど、聞いてないふりをしてリビングから離れる。理由は簡単、ふと嫌な感じがしたから。
個性の発現は、大体4歳頃。私も焦凍も、4歳になった。つまり、焦凍の個性が出てる可能性があるかもしれない。
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レゼ推し部部長ヒスイ - 文章力すごい、梶裕貴さんいいよね (2023年1月30日 12時) (
レス) @page2 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
いちいちか - 私、暗殺教室とヒロアカ好きだけど、なんかビミョーにおもしろくなかったです。 (2022年8月21日 16時) (レス) @page48 id: 6983203fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せな | 作成日時：2022年6月2日 19時
