勉強とは ページ5
学校初日はAにとって悲惨なものだった
数学やら英語など自分は数週間遅れてのスタート
最初の基礎を飛ばしての今日であったために頭を悩ませた
貴方「レベル低い学校ってなめてたワ」
さすがに基礎をやらずに応用は馬鹿げてる
放課後、ぞろぞろと生徒が散っていく中で
居残り勉強をしようと決めたAは再度教科書を手に取った
が、世界で一番勉強が嫌いなA
集中力というものが続くわけがない
やっぱ帰ろっと。
そう思い、パタンと教科書を閉じたAは帰り支度をし、カバンを持つと残り少ない生徒がいる教室から出て行こうと扉に手をかけた
？？「あの、し、白川さん！」
すると急に後ろから声をかけられ、Aは思わず振り返る
そこには、恥ずかしそうにどもる小柄な女の子が立っていた
何の用だろうと疑問を持ち首をかしげるが、女の子はもじもじと下を向き、なかなか言葉を続けない
貴方「えーっと……？」
？？「あの、私、七尾菜緒って言うんですけど」
がばっと顔を上げた七尾を名乗る女の子は突然自己紹介を始め顔を赤らめる
Aは白川ですと言えば、知ってますと答える七尾にそりゃそうかと心の中で思い、黙り込む
七尾「白川さんって________
あのバスケの白川さんですよね！？」
貴方「____ッ」
ファンです！と恥ずかしそうに嬉しそうに答える七尾に、Aの心臓はドクンと大きな音を立てた
貴方「私バスケやったことないんだよね…
人違いじゃないかな？」
表情を崩さないように笑顔で返事をする
七尾「あれ！そうなんですか！
ごめんなさい！」
Aの答えにやってしまったという表情をする七尾は慌てて謝り、どうしようと一気に顔が青ざめる
貴方「大丈夫！そんなに謝らないで
話しかけてくれてありがとう七尾さん」
じゃあねと言えば七尾も慌ててさようならと手を振り返す
貴方「七尾菜緒、か」
校舎を出て一人帰路につく中、Aはポツリと呟いた
自分を知ってる要注意人物
貴方「バスケ無名校にきたはずなんだけどなぁ」
私を知ってる人がいるなんて思わなかったとがっくりと肩を落とし、明日から気をつけようと心に決めたのだった
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白夜(プロフ) - シオンさん» シオンさんありがとうございます！ 更新頑張ります^_^ (2020年4月11日 13時) (
レス) id: 36dc3350f4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - ゆまさん» ごめんなさい！今気がつきました！ コメントありがとうございます(^ ^)トビカッコ良くて作っちゃいました (2020年4月11日 13時) (レス) id: 36dc3350f4 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - とても素晴らしい作品です。続きを楽しみにしています。(≧∇≦) (2020年4月11日 0時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - トビ、好き！更新頑張ってください。 (2019年12月14日 21時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜 | 作成日時：2019年11月26日 14時
