補修 ページ36
七尾「夏目君は補習って言ってましたよ」
七尾の言葉を聞いたチャッキーは頭悪いのかアイツとぷぷぷと笑う
ヤス「トビ"は"って何だ。Aは?」
ナベ「Aも頭ワルソーだから補習じゃねーのか?」
そんな悪口がぽいぽいと出る中、七尾が口を挟んだ
七尾「何言ってるんですか
Aは入試トップでしたよ」
「「「ウソーン」」」」
思いもよらなかった言葉にその場にいた全員が驚きの顔をする
あのチャランポランが?!と言う百春に関しては完全に悪口だ
七尾「今日は五月先生の授業を爆睡しちゃったみたいで罰として補習を受けてます」
いつも寝ちゃうのでと苦笑いをした七尾
ナベ「結局頭ワリーんじゃねーか」
それでもAの頭の良さを信用しないナベはくすりと笑った
七尾「いいんですかそんなこと言って
来週から中間ですよ」
チャッキー「マジか!?」
テストの存在すら知らない先輩たちの反応に七尾は再び大きいため息をついた
先が思いやられるとはこのことである
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
一方でその補習組はプリントをやらされていた
貴方「なんで私が____」
ぶつぶつと文句を言うAの手は全く動いていない
五月「白川黙りなさい」
その様子を見て、教卓の前に立つ五月先生が中指で眼鏡をちゃきりと上げながら言い放つ
補習開始20分
Aはすでに飽きていた
窓の外を見れば、どの部活も楽しそうに練習をしているその光景ないいなーと口を尖らせた
プリントを放置してしばらく外を眺めていると、自分の前の席にどかっと誰かが座る音して振り返る
そこには眉を寄せたトビが不機嫌そうに座っていた
トビ「さっさと終わらせんか」
後ろ向きに、こちらを前に向くような座り方をする形にAはもう終わったの?!と驚きの表情をする
トビ「お前が遅いんじゃ」
その言葉に、えーと反論をするもチラホラと補習を受けていた人たちが退出し始めるのを見てAはため息をつき、しょうがないとプリントに取りかかった
トビ「………意外と頭いいんじゃな」
プリントを進める手が止まらないAを見てトビは言った
貴方「やればできる子だからね」
ふふーんと自慢げにいうAにトビはとりあえず早く終わらせろと喝をいれれば、ぶーぶーと文句を言ってきた
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白夜(プロフ) - シオンさん» シオンさんありがとうございます! 更新頑張ります^_^ (2020年4月11日 13時) (レス) id: 36dc3350f4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - ゆまさん» ごめんなさい!今気がつきました! コメントありがとうございます(^ ^)トビカッコ良くて作っちゃいました (2020年4月11日 13時) (レス) id: 36dc3350f4 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - とても素晴らしい作品です。続きを楽しみにしています。(≧∇≦) (2020年4月11日 0時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - トビ、好き!更新頑張ってください。 (2019年12月14日 21時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜 | 作成日時:2019年11月26日 14時