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ガタンッ
「ぷは〜!んー!!やっぱ最高だわ
お酒は裏切らないね☆
店長ー、もういっぱーい!」
友「はぁ、送っていくのは私なんだから、飲みすぎるなよ」
「わかってるって」
そう言った私は、机においてある焼鳥を一本食べた
友「で、あいつ そんなやつだったっけ?
Aがキレるのも、無理ないわ…」
「あれでしょ?キャンワイイ女子二人に告白されたんだっけ」
友「そうそう、そんな事で人って変わるもんなんだね〜
店長〜私もいっぱーい」
知らないけどと言って、私はもう一本の焼き鳥を食べた
目の前にいる、はっきりとした顔立ちの美女は
中学校からの親友、ユカである
顔は良いのに、サバサバした性格で男子にモテないらしい
友「まぁまぁ、そんな事引きずんなよ
Aにはもっと、素敵な人ができるから」
「うん……引きずらないも何も
思い出がない」
あの時、”別れよう”だなんて言われると思わなかった
私の頭の中には彼との思い出が走馬灯のように
駆け巡った
…わけでもなく
本音を言うとあんまり思い出が思い浮かばなかった
「な〜んか、あいつと過ごした時間はそんなもんだったんだな〜
って 実感したよねw」
初めては全部あの元彼にあげたっていうのに
ファーストキスは甘い味がするって言うけど
今となっては、思い出せない
友「ふ〜ん、まぁ忘れろ、忘れろそんな事」
そうやって、勇気づけてくれるユカはリア充
「おめぇは良いな、リア充がよっ」
友「ふっ、良いでしょ〜♡
もっと言ってくれていいのよ♡
”お似合い”って!」
キャーと言って叫んでるのはほっとこう
また始まるから、惚気話が
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作者名:叶海@ | 作成日時:2022年4月28日 18時