変化 ページ31
式が終わってから数日経って気付いた。
寂しくない。
俺はてっきり、あや達は新居で暮らすもんだと思ってた。
だけど、あやが式で俺に向けての手紙で伝えてくれた「ずっと大好きなパパは私だけの大切なパパです!」の宣言通り、俺が1人で寂しくないようにって今まで住んでたこの家に裕翔が加わった形になっただけだった。
寂しいどころか、1人明るい奴が増えて更に生活が楽しくなった。
最近、食卓を囲んだ時は新婚旅行の話でもちきり。
沖縄?北海道?京都?
思い切って海外?
海外だったらハワイ?ヨーロッパ?
仕事帰りに旅行会社によってパンフレットを持って帰ってきたり、、
俺が行くわけじゃないのにとても楽しいんだ。
それから数日経って、ようやく取れた2人の休み。
ようやく決まった行先。
やっぱり思い切った海外旅行。ヨーロッパ。
パパもどう?
是非お義父さんも一緒に行きましょうよ!
って2人は誘ってくれたけど、流石に新婚旅行まで邪魔するつもりはないよ。
2人で楽しんできな、って言ったらお土産は絶対買ってくる〜!ってはしゃぎながら出ていった。
今まで騒がしくて楽しかった2人が急にいなくなったらそりゃあ俺だって少しは寂しくなるわけで。
侑李に電話して、旅行に行っている期間だけ一緒に過ごしてくれることになった。
久しぶりに親友と昔に帰ったような気分で、女子会ならぬオジサン会ができたから俺は超満足よ?
楽しかった!ふふっ!
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作者名:とあ | 作成日時:2020年3月29日 0時