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それからは特に会話もなく、無事に終わったバイト。
八乙女さんに挨拶をして帰る。
もちろん、3人でだ。
少しすると大貴くんと涼介くんはオンラインゲームの話をし始めた。
私はたまに侑李がやっているのを見るぐらいだから特別興味があるわけでもやりたいと思うこともない。
ぼーっと聞いていると、もう別れ道の角に来ていた。
今日は涼介くんの日。
大貴「じゃーな、気をつけて帰れよ。」
大貴くんじゃなくて良かった。ここまで強く思ったのは初めての事だった。
正直いつもなら、今日も大貴くんが良かったな。なんて涼介くんに対してとても失礼なことを思ってしまっているぐらいだから。
涼介くんは涼介くんでとても楽しいし優しいんだけどね。
涼介「今日はどうしたの?いつもなら大貴くんが良かったな〜って顔してるのに。」
2人きりになった途端真顔でそんなことを言ってくる涼介くん。
え?嘘、そんな態度まで出てた、?
涼介「え、そんなに焦らないでよ。冗談だよ?」
はぁ、なんだ。冗談か。
涼介「まじか、ほんとに思ってんのかよ。
てかあや今日なんか変じゃない?大ちゃんも心配してたよ、今日はあやが静かだって。甘えてこないって。」
あや「そんなこと思ってないよ。ふふっ、涼介くんに送って貰えるのほんとに安心するし。ありがとう。」
涼介「言葉の割には顔がニヤニヤだけどな。
絶対思ってないじゃん。」
いつもと同じようにリスのようなほっぺにして怒っている涼介くん。
その時
あや「大貴くんは私の何?」
ぽそりとこぼれ落ちた私の独り言。
誰の耳にも聞こえないぐらいの声だったのに、すかさず涼介くんが拾った。
涼介「やっぱ、あやって大ちゃんのこと好きなの?」
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とあ(プロフ) - kaka4570aさん» 良かったです(*´艸`)更新楽しみにしておいてください! (2020年2月9日 23時) (レス) id: def37ff45b (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - ふるはさん» 行っちゃいましたよ〜汗 私も主人公ちゃんに幸せになってほしいです!でももう少しかかるかな、、笑 (2020年2月9日 23時) (レス) id: def37ff45b (このIDを非表示/違反報告)
ふるは(プロフ) - 何かとドキドキハラハラします。主人公ちゃんが幸せになる事を祈ります。っていうか1人でサークル行っちゃいそうですよね。 (2020年2月6日 7時) (レス) id: e713ca3791 (このIDを非表示/違反報告)
kaka4570a(プロフ) - とあさん» ファン一号、!?嬉しすぎます、、こちらこそ宜しくお願いします(TT) (2020年1月29日 0時) (レス) id: dd0a0b4b72 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - kaka4570aさん» 嬉しくて禿げます(/--)/ファン1号として宜しくです!笑 (2020年1月28日 22時) (レス) id: def37ff45b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とあ | 作成日時:2020年1月20日 13時