女神様は彫刻に夢中【SEVENTEEN】

変化 ページ22

Side-BLOOM





ルム「ミュージカル、ですか??」

MN「ええ、それも日本の。」



新曲の活動を終えて、少し落ち着いてきたある日のこと、代表に呼ばれて会社を訪れた私。代表は活動期間が終わるとよく「お疲れ様」といいとこのお菓子だったりをくれるから(太らせにきてる)、今日もそれかな〜なんて思っていた私。

でもどうやら違ったみたい。部屋に入ると待っていたのは代表とマネオンニ。
オンニはキリッとした美人さんなんだけど、いつも以上にキリッとしてる、、なんて考えていた私に、代表が言ったのは、




「A、ミュージカルの出演オファーが来ている。」




そして冒頭に戻る。
私に舞台の依頼が来たことにも勿論驚いたけれど、それが日本の舞台ともなるとさらにびっくりだ。
そして更に更に、そのミュージカルというのが「レ・ミゼラブル」。名作中の名作である。

以前ソクミナオッパがミュージカルに出ていたけど、それは国内オファーだったし、、いやまあ私日本人なんだけど、、それでも国を跨いでのオファーなんてあるんだ、え、でもなんでミュージカル??ミュージカルって歌って演じて踊ってだよね??


明らかに動揺した私を見て、代表が口をひらく。



「君が出演することを選ぶのなら、もちろん僕達は全力でそれをサポートする。君のこちらでの活動も勿論いつも応援しているが、新たなことに挑戦するAも、僕達は見てみたいと思っている。」

MN「Aはどうしたい??」



4つの目が私を見つめる。
どうしよう、正直めちゃくちゃ不安、だけど、それ以上に、やってみたい、って気持ちが大きい。




ルム「、、私、やりたいです!」

「本当か!」

ルム「Fiore達に、私はミュージカルもやれるんだぞって見せてあげます!」



「早速先方に連絡を入れよう」と席を立ち部屋を出ていった代表。部屋に残った私とオンニの間に静寂の空気が流れる。



MN「A、、」

ルム「オンニ! 私、しっかりやってくるから!」

MN「そこは心配してないわ、ただ、、」

ルム「??」








MN「Aにきてた役、キスシーンあるわよ」

ルム「、、、、、、え」

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