#14 勉強の成果 ページ15
テストも終わって、あとは夏休みまで一直線。
先輩達は高2の夏休みがいちばん楽しかったって言ってた。
そんな私の夏休みは、やっぱり彼氏もいなければ、彼らといい感じになるわけでもなく、また華ちゃんとか友達と遊んだり、おばあちゃんの家でのんびりしたりして終わりそう。
別にそれでいいんだけど、彼氏いない歴=年齢をそろそろ抜け出したい気持ちはあるよね。
「おーい!!鳴海ちゃーん!」
業後、もうテスト勉強もしなくていいから帰り支度をしていると、背後から元気な声。
もう振り返らなくてもわかる、これはてつやくんの声だ。
「あ、てつやくん、テストお疲れ様」
「そうそう!それを報告しに来たの!な!!」
後から来たとしみつくんが、てつやくんの横についたと思うと、カバンからゴソゴソと何かを取り出した。
出てきたのは、カバンの中にそのまま入ってた紙でちょっとシワになっていた。
「ん、おかげでクラスで2番だった」
「え!89点?!」
「すごいでしょ!!」
「お前がやったみたいに言うな!」
「え!すごいよー!!」
ノートはしっかり取ってたし、授業も聞いてただろうから、コツを掴めれば大丈夫だと思っていたけど、まさか本当に出来るとは...驚きを隠せなかった。
「としみつくんやったね!」
「あ、ありがとう」
「え?急になんで照れとんの?笑」
「てっ、照れてないって!」
「てつやくんはどうだったの?」
「あー、てつやはねー」
としみつくんが、先に結果を言おうとしたところをてつやくんが止める。
どちらかというと、てつやくんの方が不安すぎてドキドキだ。
「俺もね!頑張ったよ!」
「え?その点数で?笑」
「これでも平均以上だぜ?!俺数学で平均以上なんて取ったことないよ?!」
「うちのクラスやべぇな!」
結局点数は聞けなかったけど、2人ともいつもより出来たみたいで安心した。
「2人とも赤点なかったんだね」
2人の肩にはしっかり部活のエナメルバックがかかっていた。
「てつやが世界史ギリギリだった!」
「としみつが英語ギリギリだった!!」
ほぼ同時にお互いのことを言ったふたりは双子みたいに仲良しだ。
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____haru(プロフ) - ましろちゃん!待ってたよ!!!久しぶりの更新とっても嬉しい!元気そうでよかったです! (2018年12月7日 18時) (レス) id: 4f81121750 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - kyaspaさん» 新作の書き溜めが落ち着きましたら、こちらも同時に更新進めさせていただきます。しっかり案内しておらず申し訳なかったです。もう少しお待ちいただけたら嬉しいです。 (2018年10月24日 16時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - kyaspaさん» kyaspa様、コメントありがとうございます。そう言っていただけてとっても嬉しいです。今久々に自分で最初から全て読み返しました(;_;) 自分自身このお話に納得できなくて、更新停止していましたが、ひとりでも待っている方がいらっしゃる限り絶対書き終えます。 (2018年10月24日 16時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
kyaspa(プロフ) - このお話がすごく好きです!続きが気になってうずうずしています笑笑いつか更新される日を心待ちにして待ってます笑 (2018年10月23日 23時) (レス) id: 0fd2e1c39a (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro.(プロフ) - 月兎=光華さん» 月兎=光華さん、たくさんコメントありがとうございます!文才なんてとんでもない..!!ただの妄想話にありがとうございます(^^) 急展開に急展開を重ねていきます!ぜひよろしくお願いします♪♪ (2018年8月28日 21時) (レス) id: 09eef81ca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ma | 作成日時:2018年7月17日 0時