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｢あ、此処で降ろしてください。｣
はしもっちゃんは手頃な公園を見付けてマネージャーさんに車を停めるようお願いした。
...頑張ろ、はしもっちゃんに伝えられるように。
｢あのね、はしもっちゃん、｣
｢あのさ、ミズキ、｣
｢あ、先ミズキ言ってくれていいよ。｣
｢う、うん、あのね...。
俺、俺の知らないはしもっちゃんがいるのが嫌なの。
はしもっちゃんのことは、全部知ってたくて、俺の知らないはしもっちゃんを他の人が知ってるのも嫌なの。
重いのはわかってる、だけど、如何しても抑えられなくて...。｣
｢嫌われたくなくて言えなかった、ってこと?｣
こういう時だけ察しのいいはしもっちゃんは俺が言おうとしたことを先に言ってくれた。
馬鹿みたいなことで悩んでるのはわかってるんだ、だけど、そんなことで悩むくらい...好きなんだもん。
｢あのね、ミズキ。
俺、ミズキが思ってる以上にミズキのこと好きだよ、愛してる。
多分ミズキは知らないだろうけど、ミズキが俺以外の男の名前出すのも嫌なの。
それが尊敬してる先輩でも、頼りになる同期でも、可愛がってる後輩でも。
ミズキが俺以外のこと考えてるのが嫌。
こんなに愛してるのに、そんな簡単に嫌いになれるわけないでしょ?｣
はしもっちゃんはそう言って俺の左手を取った。
少しじめじめとしていて誰かに触れたいって思わなくなるこの時期でも、はしもっちゃんの手には触れたいと思う。
はしもっちゃんは俺の左手の薬指に口付けた。
そして、｢ミズキ、俺はずっとミズキを愛するって誓うよ。
ミズキに嫌われても、俺はずっとミズキだけを愛し続ける。｣
なんて、キザなことを俺の心に届くように甘く優しく言った。
...そんなことして似合うの、はしもっちゃんくらいだよ。
世界中の何処を探したってはしもっちゃん以上の人なんていない。
だから俺はずっと、はしもっちゃんを愛し続ける。
嫌いになる日なんて絶対に来ない。
それくらい俺も、はしもっちゃんにぞっこんで、はしもっちゃん以外を好きになることもない。
｢ねぇ、ミズキ。｣
｢うん、なぁに? はしもっちゃん。｣
｢俺が一生を掛けて幸せにする、だからずっと俺と一緒にいてくれませんか?｣
｢っ...俺で、良ければ...喜んで!｣
優しく微笑みながら俺にプロポーズまがいのことを言ってくれたはしもっちゃん。
誰がこんなイケメンが言ってくれたこと、拒否出来るんだろう。
そう思いながらはしもっちゃんの手を握り返した。
Fin.
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あさ、(プロフ) - 続き気になります(;>_<;)！！更新めちゃめちゃ待ってます！！！！！！ (2020年1月28日 23時) (
レス) id: 588c716fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむぽむ x他1人 | 作成日時：2019年5月23日 14時
