シュークリーム #1-2 ページ31
Aの目の前に広がるのは眩しい程の白。どこかで嗅いだことがあるようなつんとした匂いが鼻を刺激した。
「…あれ、」
ここはどこだろう、どうしてここに、私はなにをしていたか。そんな疑問ばかりが頭を支配している。しかしそんな疑問を吹っ飛ばすかのようにふわっとした声が降り注ぐ。
「あ、起きたんだ〜」
シャ、と音を立て開いたカーテンの先、どこかの甘党の人とはまた違ったにこにことした笑みを浮かべた長身の男の人が立っている。限りなく白に近いふわふわとした髪、温厚そうな表情、身にまとった汚れ1つない真っ白な白衣。目覚めたばかりのAの目には、大袈裟だがある意味神様に見えた。
「ええっと…ここは？」
まだあまり働かない頭で真っ先に思い浮かんだことを口にする。
すると白衣の男はまたふわりと微笑み優しく告げた。
「うん、ここは医務室だよ。Aちゃん意識失っちゃったみたいでね〜、運ばれてきたんだよ。
じゃあ起きたことだし、ちょっと色々見させてね。」
白衣の男はそう言うとAの頭部や腕、脚などをしっかりと見て外傷が無いことを確認した。怪しいものではないのだと分かっているけれど、やっぱりジロジロ見られると恥ずかしくなるしむず痒いものだ。
「とりあえず異常はなさそうだね。大丈夫。でもしばらくは過激な運動とかしちゃダメだよ〜。」
「はい、ありがとうございます。ところで、お名前を伺っても？」
「僕はしんぺい神だよ〜。しんぺいでも神でもペ神でも呼び方は自由で。」
「じゃあ、ペ神。あと、私をここに運んでくれたのって……」
「あーそれね、えっと…」
としんぺい神が名前を挙げようとした時、乱暴に扉を開ける音が室内に響いた。それと同時に、
「ペ神！！Aさん起きとる！？」
大きな声も響いた。肩を上下させて息を吸うような荒い息遣いも何故か聞こえる。
「Aちゃん、あの人だよ。」
そう言うしんぺい神の言葉で声のした方に目を向ければ、汗をかいた、黄色のオールオーバーと赤いニット帽が印象的な男がそこにはいた。
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とあ(プロフ) - ルナさん» 褒めていただけてとても嬉しいです！これからもこの小説読んでお腹すかせて下さい笑 (2017年10月2日 8時) (
レス) id: 128c51a6b1 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ↓ラグリすぎ正しくはリアル過ぎてお腹すいてくる (2017年9月20日 22時) (レス) id: 8638a0fc39 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - やばい凄いリアル過ぎておす好いてくる。君のせいで幻匂がするじゃないか(誉め言葉) (2017年9月20日 22時) (レス) id: 8638a0fc39 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - いなりさん» ありがとうございますー！ぜひともケーキをお供にしてはいかがでしょうか？笑。同士ですか！嬉しいです！！これからも頑張りますので宜しくお願いします！ (2017年9月4日 20時) (レス) id: 128c51a6b1 (このIDを非表示/違反報告)
いなり - 誤字です;ケークではなくケーキです！連続失礼しましたー (2017年9月3日 19時) (レス) id: 67ffebb8dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とあ | 作成日時：2017年7月21日 21時
