イチゴタルト #1-3 ページ3
「なぁ、Aちゃん。俺らの城の、専属のパティシエにならへん?」
「専属…ですか」
先程までの和やかな雰囲気は一転。神妙な空気になり、どちらも次に相手がどうでるのか伺っている。
まるで、国同士の大切な条約を決める時のよう。
.
「はい、良いですよ。」
しかしその雰囲気は、たった一言によって崩れ去った。
あっけらかんと答えるAに迷いなどなく、寧ろ嬉しそうに微笑んでいる。
こうなると逆に戸惑うのはオスマンの方。え、と小さな声を漏らしぽかんとしていた。
「え、えぇの…?ほんまにほんま?」
「はい。本当です。」
「じゃあ今日から城においでや!!」
店内にはオスマンな無邪気な声が響いていた。もうこれから、使われることのないだろう店内に。
こうして、城内専用のパティシエ、否、パティシエールにAはなったのだ。
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__これは、幹部と一人の少女の小さな物語。
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とあ(プロフ) - ルナさん» 褒めていただけてとても嬉しいです!これからもこの小説読んでお腹すかせて下さい笑 (2017年10月2日 8時) (レス) id: 128c51a6b1 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ↓ラグリすぎ正しくはリアル過ぎてお腹すいてくる (2017年9月20日 22時) (レス) id: 8638a0fc39 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - やばい凄いリアル過ぎておす好いてくる。君のせいで幻匂がするじゃないか(誉め言葉) (2017年9月20日 22時) (レス) id: 8638a0fc39 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - いなりさん» ありがとうございますー!ぜひともケーキをお供にしてはいかがでしょうか?笑。同士ですか!嬉しいです!!これからも頑張りますので宜しくお願いします! (2017年9月4日 20時) (レス) id: 128c51a6b1 (このIDを非表示/違反報告)
いなり - 誤字です;ケークではなくケーキです!連続失礼しましたー (2017年9月3日 19時) (レス) id: 67ffebb8dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とあ | 作成日時:2017年7月21日 21時