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『A。俺と祝言を挙げてはくれぬか?』



これはなんだろう。
いないはずの杏寿郎が、目の前にいる。

あぁ、あの時か。
私に結婚を申し込んでくれた時。

確か私は嬉しくて大泣きしてしまったのだ。


『勿論です』


自分が、涙を流しながら幸せそうに微笑んでいる。





そして場面は変わり、そこでは杏寿郎と私が言い合いをしていた。



『ダメよ!危険だわ!絶対に行かせない!』
『人を守るのが俺の責務だ!止めるな、A!』



杏寿郎は厳しくそう言うと、今度は優しく私の肩を抱いた。


『必ず帰ってくる!だから、信じて待っていてくれ』


『…はい』


そう。
あれから私は、一度も彼を引き止めたことがない。
その言葉の通り、杏寿郎は必ず家に帰ってきたから。




でもあの日、杏寿郎は帰ってこなかった。
二度とあの人の笑顔を見ることが出来なくなってしまった。


その日から、私が望んでいたものはただ一つ。









________"貴方が死なない未来"だけ。




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みーた(プロフ) - 麗羽さん» 泣かないでぇ(´;ω;`) (2019年10月12日 21時) (レス) id: 8487e33076 (このIDを非表示/違反報告)
麗羽(プロフ) - 普通に泣きました……( ;∀;) (2019年10月12日 13時) (レス) id: 835b4d5769 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - みーたさん» ありがとうございます! (2019年10月12日 12時) (レス) id: 483e5f8c50 (このIDを非表示/違反報告)
みーた(プロフ) - ちぃさん» 申し訳ございませんでした!すぐにルビをふってまいりますので少々お待ちください! (2019年10月11日 22時) (レス) id: 8487e33076 (このIDを非表示/違反報告)
みーた(プロフ) - おさるさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年10月11日 22時) (レス) id: 8487e33076 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーた x他1人 | 作成日時:2019年9月29日 20時

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