Eternally red moon 2

The outside world, the girl of knowledge and shade ページ4

パチュリーside




次の日、私達はそれぞれ荷物をまとめて門の前に来ていた。




紫が繋いだスキマを抜ければ人里のような建物の上空。




パ「ここが日本の高専ね」




　『この呪力は…パチェ、少し用が出来たわ。付き合ってちょうだい』




パ「分かったわ」




レミィが魔方陣を展開させる。




これは転移魔法ね。




呪力を追うように手が加えられている。




伊「れ、レミリアさん!!」




　『久しぶり、状況は？』




伊「任務で高専生が二人、帳を上げたのですが内側に誰かが帳を下ろしていて…」




　『なるほどねぇ…』




レミィがグングニルで攻撃してみたが破れそうもない。




これは、私がやった方がいいかもしれないわね。




不死鳥(フェニックス)を呼んだあとに、魔導書を開いて構える。




パ「1秒、どうにかして入ってちょうだい」




　『それだけあれば十分よ』




不死鳥(フェニックス)に合わせて魔法を撃てば1人分ぐらいの穴が開いた。




レミィが入れたのを確認して魔導書をしまう。




伊「えっと、貴女は？」




パ「私はパチュリー・ノーレッジ、一応知識と日陰の少女(Knowledge and shade girl)よ。こっちは式神の不死鳥(フェニックス)」




不「よろ〜」




伊「よ、よろしくお願いします。私は伊地知潔高、補助監督をしています」




パ「よろしく」




不「今回の任務の内容を確認させてくれ、学生二人に準一級の相手はおかしい」




不死鳥(フェニックス)の言葉が聞こえるように魔法で調整しておいて良かった。会話がスムーズに進む。




タブレットを確認させてもらえば低級の任務だった。




パ「レミィが急いだことと関係あるのかしらねぇ…」




(外の世界、知識と日陰の少女)

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