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「え?付き合ったってこと!?うそ、とうとう炭治郎とAまで___ムグッ」
「ちょ、声大きい!それに付き合ってないし」
昨日のことを善逸に話せば、いきなり大声で叫び出すから慌てて彼の口を塞いだ。
チラリとこちらをみたクラスメイトが、再び自分たちの会話に戻っていく。
「はぁ?どう考えても付き合ってるだろ!好きです、俺も好きだ。はい決定」
「だから違うの!きっと炭治郎、私のこと友達として好きなんだよ……」
「Aも結構鈍いなぁ」
呆れたように善逸がため息をついて、私にシャーペンの先を向ける。
「じゃあ、自分たちを俺と禰豆子ちゃんに置き換えてみろよ。ひゃくぱー両思いだろ」
「え、ない」
「即答!!」
少しショックを受けたように声を上げる善逸に、今度は私がため息をついた。
どうすれば炭治郎の恋愛対象内に入れるのだろう。
友達だから、ダメなのかなぁ……
「もう俺は知らない!知らないぞ!勝手に両片想い拗らせてろ!」
何やらよく分からないことを言った善逸は、ズカズカと教室を去っていってしまった。
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紅葉(プロフ) - キュンキュンしました…!甘い恋愛をありがとうございました! (2020年2月19日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございます!ラストもめっちゃキュンキュンしました…っ/// 両片想いツボで、ラストの切ない勘違いからの甘い展開も好きなので面白かったです!! 番外編も読めたら嬉しいです(o>ω<o) (2019年12月1日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
らい - すごくキュンキュンしました!泣いちゃった…。私も今好きな人いるからこんな風になれたらいいな…とか。 (2019年11月26日 0時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - キュンキュンしてました!ずっと! (2019年10月29日 20時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 更新楽しみにしています!頑張ってください! (2019年10月28日 22時) (レス) id: 156c93a62a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーた x他1人 | 作成日時:2019年10月27日 16時