#06 ページ6
・
善逸とそんな会話を続けていると、炭治郎と伊之助が二人で教室に戻ってきた。
伊之助がすぐに椅子に座り、一人で弁当を食べ始める。
「おいなんで先に食べちゃうんだよ!俺たちずっと待ってたんだぞ!」
「んなこと頼んでねぇよ!」
間もなく口喧嘩を始めた二人を放っておいて、弁当を持って私の隣に座った炭治郎の耳に顔を寄せた。
「ねぇねぇ炭治郎」
「なんだ?」
「炭治郎は、好きな女の子のタイプとかある?」
意を決してそう尋ねる。
これ聞くの、結構恥ずかしいな……
そんなことを思っていると、しばらく考え込んでいた炭治郎は、私の方を見てにっこり笑った。
「俺は、Aみたいな子がいいかなぁ」
「え?」
「だって、優しいし友達想いだし、いつも俺たちを笑顔にしてくれるだろ?」
喉の奥に、何かが詰まるような感覚がした。
待って、待って。
炭治郎くん、少し待ってくれ。
やめてよ、そんなこと言うの。
「あ、ありがとう…」
そんなこと言われたら私、期待しちゃうよ。
・
486人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉(プロフ) - キュンキュンしました…!甘い恋愛をありがとうございました! (2020年2月19日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございます!ラストもめっちゃキュンキュンしました…っ/// 両片想いツボで、ラストの切ない勘違いからの甘い展開も好きなので面白かったです!! 番外編も読めたら嬉しいです(o>ω<o) (2019年12月1日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
らい - すごくキュンキュンしました!泣いちゃった…。私も今好きな人いるからこんな風になれたらいいな…とか。 (2019年11月26日 0時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - キュンキュンしてました!ずっと! (2019年10月29日 20時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 更新楽しみにしています!頑張ってください! (2019年10月28日 22時) (レス) id: 156c93a62a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みーた x他1人 | 作成日時:2019年10月27日 16時