FBIと公安に愛される私 Part3 (ページ6)

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～灰原～

歩美｢哀ちゃんどうしたの？震えてるよ」

灰原｢ちょ…ちょっと寒いだけ」

あの拓真って人のあの冷たい瞳

ジンと重なった

ううん。それ以上

全然気にもしてなかったけど……まさか奴らの仲間！？

だとしたら一体何が目的で執事なんて……

｢え、拓真はここに泊まるの？」

拓真｢ええ。くだらない仕掛けをされても面倒なので」

雄司｢警察の邪魔にならないようにするんだぞ」

拓真｢承知しております。旦那様を家までお送り出来ず申し訳ありません」

雄司｢気にしなくていい。あー…A。帰ろう」

｢私も…泊まろうかな」

雄司｢A？何を言ってるんだ？ここは危険なんだぞ」

｢でも拓真がいる。だよね？拓真」

拓真｢はい。命に代えてもお守り致します」

さっきまでの殺気が嘘のように、その笑顔は作られた

でもそれは貼り付けられた仮面のよう

～A～

拓真があんな風に怒るとこを初めて見た

理性より感情に動かされていた

拓真には宝石の部屋に入ってくるなと念を押された

コナン｢Aさん」

｢あれコナンくん。帰らなかったの？」

コナン｢うん。どうしてもAさんに聞きたい事があって」

｢私に？何？」

コナン｢拓真さんってさ……黒ずくめの仲間ってことないよね？」

｢え……？ええ！？何で！？」

コナン｢その……雰囲気がさ…もちろん！ボクの勘違いかもしれないんだけど！！」

｢どうなんだろうね。24時間執事はやってくれてるけど、たまに休暇でどっか行ってるみたいだし」

私は拓真の全てを知ってるわけじゃない

あの日の本心(答え)もまだ聞いてない

拓真『あれは！あの宝は誰も触れちゃいけない！！』

どうしてあんなことを……

｢ねぇコナンくん。もし拓真が仲間(そう)だったとしたら、やっぱり捕まえちゃう？」

コナン｢うん。理由はどうであれ奴らは……」

｢そっかー。そうだよねー」

コナン｢でも仲間(そう)と決まったわけじゃないんだし」

仲間(そう)であって欲しくない

だって拓真はお金のためなら何でもする

それが誰から支払われる物であっても

拓真は言ったよね

あれはお金のためだから忘れろって

忘れられないから困ってる

あれは私にとって初めて(未知)の体験だった

忘れられるわけがない

どんな形であれ拓真を……誰かを好きになった日なんだから