FBIと公安に愛される私 Part3 (ページ18)

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〜コナン〜

小五郎｢おっそーい！！どこで何をやってるんだ！｣

蘭の帰りが遅くなって今日で3日目

携帯も電源を切ってるみたいだし

そうまでして知られたくないって、ただただ気になる

毎日毎日どこに行ってるんだ

おかげで夕食はポアロばっかり

安室｢あれ毛利先生。今日もですか？｣

小五郎｢蘭が帰ってこないんだよ｣

安室｢みたいですね。沖矢さんもずっと来てますし｣

昴さんの目的はご飯を食べる事より安室さんの監視だろ

沖矢昴の顔の下から赤井秀一の鋭い眼光が漏れてる

コナン｢ボク達もここ座っていい？｣

昴｢いいですよ。私もご一緒したいと思っていたので｣

俺達からじゃAさんの情報は得られないって分かってるはず

昴｢蘭さんはどこに出掛けているんですか？｣

超ド直球

待て待て。この人本当にFBIか？

小五郎｢さぁな。聞いても秘密の一点張りだからよ｣

昴｢後をつけたりは？｣

小五郎｢そこまでする事じゃねぇよ。帰りが遅いだけで、怪我してるわけじゃねぇし｣

コナン｢昴さんこそ聞かないの？｣

昴｢最近は阿笠博士の家に泊まっているので｣

無理に押し掛けて連れ戻したら嫌われるかもしれない

そういう弱気な部分を持つような人だったのか

意外ではあったけど、気持ちはよく分かる

そうまでして隠したい事って何だ？

そういえば今日灰原のやつ

灰原『Aさんも大変ね』

って、言ってたな

まさかアイツ……知ってるのか！？

毎日どこに行ってるのか

聞き出すにしても口が堅いんだよな

くっそー！！気になる！！

こうなったら新一として聞いてやる

口を噤んでも何としてでも聞き出す

蘭｢お父さん。コナンくん。何でポアロにいるのよ｣

小五郎｢飯食ってんだよ｣

蘭｢ご飯はあったでしょ｣

小五郎｢白飯だけじゃ味気ないだろうが｣

安室｢あの蘭さん。どこに行かれてたんですか。毛利先生がすごく心配されてますよ｣

蘭｢大丈夫です。もう終わったんで｣

全員『終わった？』

蘭の感じから嘘はついてない

どこか嬉しそうな笑顔に犯罪に絡んでない事は伝わってくる

昴｢そろそろ失礼します｣

昴さんは勢いよく立ち上がって、万札を置いて足早に帰って行った

どこに行ってるか秘密にしたくて博士ん家にいるなら、それが終わった今日は家に帰っているってことだ

あの赤井秀一(昴さん)があそこまでゾッコンになるなんて、Aさんって只者じゃない