111ーVSキッド編終了ー ページ11
〜A〜
安室「でもAさんもよくあんな提案しましたね。偽物だってわかってたんですか?」
「だって拓真は"左利き”だから」
雄司「左?」
安室「確かにキッドは右手で京極さんを掴んでいましたが。それだけで?」
「だから変だなって思ったんです。拓真は攻撃する時は絶対左手か左足から入るから」
拓真「その自覚はないんですけどね」
雄司「ちょっと待て。お前は右利きだろ」
拓真「そう…ですね。どちらかと言われれば左寄りの右利きですかね。旦那様達の前では右手作業を心がけていましたが」
それは一度だけ拓真が話してくれたこと
左利きを強制的に治されたと
それでも咄嗟の時には使ってしまう
お父さんは大きくため息をついた
変装を見抜けなかったのがショックだったかな?
でもキッドは変装の達人だし、仕方ないと思うけど
雄司「私は……お前のことを何も知らないな」
拓真「そんな事はありませんよ」
雄司「いや。知らないよ。13年前、お前とAの間に何があったのかをな」
拓真「仰ってる意味が……」
雄司「わかるよな?私が出張から帰ってきたら、Aのお前への態度がよそよそしくなった」
拓真「旦那様。私は…」
雄司「答えろ拓真。これは命令だ。13年前に何をした」
拓真『泣いてんじゃねぇよ』
拓真『金のために決まってんだろ』
拓真……貴方は私を……
拓真「私は生前、奥様より命を仰せつかっております。13年前のことに関して、他言するなと」
雄司「な……ふざけるな。主は私だ」
拓真「勘違いなさらないで下さい。私の
そうなんだよね
聞けば、お母さんが拓真を推薦したとか
だから執事やってるらしい
拓真が本当に仕えているのは矢河ではなくお母さん
雄司「話せないのはお前にとって“不都合”が生じるからか?」
拓真「ええ」
ここにいる誰もが拓真に不信感を抱いてしまった
それでもお父さんは拓真を切らないのは、執事としての拓真を高く評価しているからだ
警察としてもキッドを捕まえられなかったものの宝石を守れたことに大満足していた
子供達は安室さんが送ってくれることになり、蘭ちゃんはそのまま園子ちゃんの家にお泊まり
私は同居人の昴さんと お父さんは気まづい空気のまま拓真と、それぞれ家路についた
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ジンlove - 続きを待っています。 (2019年11月26日 16時) (レス) id: 06bcf57e53 (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - ドキドキが止まらないぜ! (2019年9月23日 17時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます。すぐ直します! (2019年7月28日 13時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 142話に誤字がありました。「辞めざるおえなくなって」ではなく、「辞めざるをえなくなって」です。 (2019年7月28日 13時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!すぐ直します! (2019年5月5日 20時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2019年1月28日 15時