FBIと公安に愛される私 Part3 (ページ2)

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102ー11人目のストライカー編終了ーページ2

～A～

｢…………(汗)」

家に帰ったら変装もしてない赤井さんが優雅にコーヒーを飲んでた

どこか遠くに避難したい

赤井｢立ってないで座ったらどうだ」

目のつく所(テーブル)には拓真から送られたであろう写真が開かれっぱなしになってる

あのバカ……！！！

何でこっち送ってんのよ！！

あの寒気の正体はこれか

帰る家を間違えたな

大人しく拓真と実家に帰れば良かった

これなら表情の読める昴さんに怒られるほうがマシだ

無表情だと萎縮してしまう

｢あの……あか……、赤井さ…」

下手な言い訳は余計怒らせることになる

どうにでもなれと思いながら隣りに座った

赤井｢飲むか？｣

｢大丈夫です｣

あとでコソコソ調べられる前に自分から話すことにした

今日のことも比護さんのことも

そっちのほうが自分の身を守れる気がした

でも……それは勘違い(間違い)だった

赤井｢ほう。それで？俺はAからのプレゼントを貰ったことはないのだが？」

｢いやー…それは……」

これまで昴さんにたくさん料理をもらったのに私は全くお返しをした事がない

しようとは思った！！

思ったけどいつも昴さんは｢好きでやっているから｣と受け取ってくれなかった

それってあれだよね

赤井(昴)さんが悪いよね！？

それをさも私が悪いみたいな言い方されると心外なんだけど！

こんなことなら話すんじゃなかった

怒られ損みたいじゃん

この数分だけ時間戻らないかな

赤井｢俺にも何か作ってくれないか」

｢な…何かって？」

赤井｢ガラス工芸に決まってるだろ｣

決まってるの？

他の物よりも上手く作れる自信はあるけどさ

赤井｢いつも肌身離さず持っていられる物がいいんだが」

｢ペンダントとか？」

赤井｢あぁ。Aとお揃いでな」

ええー。そんな事したら安室さんが……

見せつけるのか

安室さんに

良い性格してるよほんと

ここで断るのも面倒だし約束だけは取り付けた

いつになるかは分からないけど

赤井｢言っておくが俺にだけだぞ｣

｢それは赤井さんですか？それとも昴さん？｣

赤井｢俺に、だ｣

どっちだろ

昴さんにもあげると赤井さんだけにはならない

2人は真逆のタイプだからな

赤井さんになら名前にちなんで赤いペンダントを作ろう

ん？

でもさ、赤井さんは一般では死んだことになってるんだよね？

見せつけられないじゃん