149話 ページ6
貴女side
お昼すぎ。
万次郎の腕の中で本を読んでいると携帯の着信音が部屋に響いた
万次郎｢Aのじゃんホイ｣
A｢ありがと｣
携帯を受け取り2つ折りの画面を開くと【灰谷蘭】の文字
万次郎｢ダメ｣
一緒に画面を見ていたようで万次郎に携帯を奪われる
A｢えっ、返してー！｣
手を挙げるが全くもって届かない
万次郎｢ヤダ｣
膨れっ面で頑なに手を下ろそうとしない万次郎
蘭ちゃんと話すの気に食わないんだろうな…仲悪いし
でもなんか大事なようだったら困る。
という事で奥の手。手を伸ばすのをやめ、万次郎の顔を両手で包む
そっとキスを落とすと万次郎はキョトンとして固まった
A｢これで許して？｣
万次郎｢…ずりぃ｣
顔を少し赤くして携帯を返してくれる
A｢出来るだけ早く終わらす｣
そう言ってボタンを押すと蘭ちゃんのイライラした声が聞こえる
蘭『遅い』
A｢ごめんごめんちょっといろいろあって！で、どうしたの？｣
蘭『30日遊ぼ』
A｢はい？｣
蘭『だーかーらー30日遊ぶぞって言ってんのー同じこと言わせないでくれる？』
A｢12月30日？大晦日前日で忙しすぎない？｣
蘭『そんなの知らねーよ。とりあえず30日９時に六本木駅前な』
A｢えっまってまだいいって言ってな…｣
蘭『蘭ちゃんは言ったからな〜来なきゃ締めっから』
A｢は！？ちょっと待っ…｣
蘭『じゃね〜♡』
切られた携帯電話を暫く見つめる
万次郎は不思議そうにこちらを見てくる
A｢ごめん万次郎、12月30日
苦笑いでそう言えばぎゅっと強く握りしめられる
万次郎｢なんで？｣
A｢拒否権なんてなかった…一方的な取り付け｣
少し機嫌が戻った万次郎はまた不機嫌になる
A｢ごめん…でも幼馴染だし……許して？｣
万次郎｢幼馴染だろうがアイツらはなんかヤダ｣
A｢…万次郎の服着ていくから、ダメ？｣
一か八かで言ってみると万次郎は少し考えた
万次郎｢…わかった｣
。
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笹ノ原(プロフ) - 華さん» 長い間お待たせしました！ ようやく更新しました！頑張って更新続けます！！！ありがとうございます！！！ (2023年5月5日 22時) (
レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
笹ノ原(プロフ) - ユウさん» 約1年越しになってしまいましたがありがとうございます！！やっと更新しました！！！！！ (2023年5月5日 22時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
華 - めっっっっちゃ、面白かったです！更新待ってまーす‼︎ (2022年3月29日 10時) (レス) @page37 id: a631383505 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 一気読みしてしまいました！更新待ってます！ (2022年1月5日 23時) (レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
笹ノ原(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» お返事遅くなってすみません！ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2021年11月11日 17時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹ノ原 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月22日 2時
