146話 ページ3
貴女side
万次郎と床で抱き合ったまま話を続ける
A｢まぁ
あのね、1番気になってたのはねお父さんのことでさ…｣
ピクリと万次郎の手が動いた
A｢私が入院してる時、二人で話したでしょ？何か酷いこと言われた？…何話してたか、気になっちゃって…｣
万次郎｢……｣
A｢…やっぱ聞いちゃダメ？｣
万次郎｢…はぁ。オマエの父ちゃんにオマエにはあまり言わないでくれって言われてんだ。でも知りてぇなら全部じゃねぇけど言う｣
A｢うん｣
万次郎｢…謝られた｣
A｢えっ…？｣
万次郎｢逃げていて申し訳なかったって言われた。あと…これからもAのこと頼むって｣
A｢……｣
万次郎｢他にもまだ話したけどこれ以上は言わねぇぞ！男同士の約束だからなっ！｣
私の頭を撫でて笑う万次郎を見て涙が溢れてきた
万次郎｢うぉっ！？なんで泣くワケ！？｣
慌てながらも私を抱きしめる力を少し強くする
A｢嬉し泣きだし…｣
ぎゅっと万次郎の服を握りしばらく泣いた
お父さん、認めてくれてたんだ
家帰ったら私も謝ってお礼言わないとな
A｢ねぇ万次郎｣
万次郎｢ん？｣
万次郎の胸に埋めていた顔を上げ、彼の顔を見る
A｢…大好き｣
微笑んで言えば万次郎はキョトンとした
万次郎｢どうした…珍しくデレじゃん｣
A｢そこは何も言わずに受け止めてくれない？恥ずかしくなるから。いやもう恥ずかしい。バカ｣
じわじわとくる恥ずかしさで万次郎の腕の中から逃げようと動くと腕の力が強くなり更に強く抱きしめられる
A｢ちょ、離してーっ！｣
万次郎｢ヤダ｣
怒りながら暴れていると｢暴れすぎ｣と鼻で笑われた
万次郎｢…オレもAのこと大好き｣
その言葉に動きを止めて万次郎の顔を見ると万次郎は顔を背けた。
A｢…照れてたんだ？｣
ニヤリと笑って万次郎の赤くなった耳を触る
万次郎｢うるせぇ｣
。
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笹ノ原(プロフ) - 華さん» 長い間お待たせしました！ ようやく更新しました！頑張って更新続けます！！！ありがとうございます！！！ (2023年5月5日 22時) (
レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
笹ノ原(プロフ) - ユウさん» 約1年越しになってしまいましたがありがとうございます！！やっと更新しました！！！！！ (2023年5月5日 22時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
華 - めっっっっちゃ、面白かったです！更新待ってまーす‼︎ (2022年3月29日 10時) (レス) @page37 id: a631383505 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 一気読みしてしまいました！更新待ってます！ (2022年1月5日 23時) (レス) @page37 id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
笹ノ原(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» お返事遅くなってすみません！ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2021年11月11日 17時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹ノ原 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月22日 2時
