Gib mir einen Kuss.─2 ページ14
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「いっ……、んぁっ」
yb「我慢して」
ロクに慣らさずオモチャを突っ込む彼は、鬼畜だ。
ネコだと甘えたなのに、タチになると性格が変わったかのようにどこまでも追い込んでくる。
逃れられない苦しみがやがて快楽に変わり、余計に薮くんが好きになっていく。
そういう意味でも、これは沼だ。
支配されればされる程、好きになってしまう。
yb「キス、してもいい？」
閉じかけた視界の先で不気味に嗤う彼がいる。
わざわざ聞かなくても分かるだろうに、そういうことに時間を割くのが彼なのだ。
ゆっくり、ゆっくり。
綿密な計画を立てて指先を動かしていく。
「……いい、」
声が掠れて出てこない。
ひゅっ、と喉が鳴った。
酸素が行き着く前に唇を押し付けられ、目を見開くしかなかった。
どうやって息をすればいいのか、それすらも分からない。
こっちはただ自分が生きているだけで精一杯なのだから。
yb「高木が望んだんだよ？睨まれても困るんだけど」
悪態を吐きながらも手を動かすことは止めない。
何度も酸欠状態にさせられるから、感度が良くなったのだろう。
太腿を触られるだけで鳥肌が身体全体に広がっていく。
yb「感じてんなよ、こんなことで」
薮くんは横に寝そべって、オモチャに遊ばれる俺を見つめている。
俺が
「やぶく、ん……止め、って」
yb「そんなんで俺が止めると思う？」
俺を横目に哀れむ彼。
「おね、がい……し、ますっ」
yb「ふっ……。……かわい」
口元の片方だけを歪め、尻に無造作に突っ込まれたオモチャを一気に引き抜かれた。
「あ"あ"っ、！」
yb「うわぁとろっとろ」
ずっと待ってたんだからね。
子守唄を聞かせるみたいに優しい声で、頭を撫でられる。
柄にもなく吐き気に襲われた。
yb「俺のも入ったよ。高木が頑張ったお蔭で」
白濁のついたオモチャをペロリと舐め、そのまま俺の口に含ませた。
咳き込みそうになるのを、手で押さえ付けられ思うように吐き出せない。
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＿＿やっぱり、彼には才能がある。
yb「ここまでやったんだから、後は自分で処理してよ」
「……あり、がと」
顔を歪めていたのは、彼の方だった。
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柊(プロフ) - みるみるみるきーさん» コメントありがとうございます！！！まさかまさか、みるみるさん（私が勝手にそう呼んでいます。すみません）からコメントを戴く日が来ることになるとは……！騒いでいただけるなんて、感激です！早く更新します！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月13日 23時) (
レス) id: 9a230f5c32 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - 初めまして。《ミントな君に祝杯を》をから一気読みしてしまいました。いろんな人がいろんな形で絡んでいて、え？あら？そーなの？うわー！と、ひとり騒がしくしながら読み進んでいました。更新、楽しみにしています。 (2020年9月12日 19時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2019年6月16日 15時
