にじゅうきゅう ページ31
次の日、
高専には天元の結界の下にもうひとつ結界が張られていた。
高専生一同はミーティングルームなる場所へと集まり、あとから夏油、家入、七海、夜蛾、そして五条、夜雲の順番で入ってきた。
ミーティングルームは、会議室のように机を中心にして円のように座る形となっている。
前と思われるところにはホワイトボードが置かれ、そこに五条と夜雲が立った。
悟「それじゃー今から昨日起こったことの説明をしまっす!」
『ごめん、それは俺から話させて』
悟「...うん、言うと思った」
部屋の空気が重い中、五条は気にせずテンションを上げて話を切り出した。
夜雲は自分から話したかったのか、五条を止め、ホワイトボードに1本の長い横線を書いた。
『みんなにはまず結果から話そうと思う。昨日の呪霊は100%俺と悟のせいだ』
悟「僕も〜?」
『当たり前だろ』
『そんで、なんでこうなったかってのは、俺ら4人がまだ学生だった頃に戻る。ちょっと長くなるが聞いて欲しい。』
それから夜雲は、ホワイトボードに書いた線に、時系列を加えながら話していった。
自分にスサノオが受肉したところから話し始め、
非術師を殺し、界隈から身を隠すために伏黒甚爾に匿ってもらっていたこと、
処刑対象者になったが何とか帰ってきたこと、
それから上層部とバチバチになったこと、
そしてついこの間の言い合いのこと...
全ての時系列をホワイトボードに書き、夜雲は説明した。
『昨日襲ってきた呪霊は4級から3級が30体ほど、2級、1級程度が23体、特級が7体、全部高専の結界に登録してある呪霊だった。』
悟「だから変な気配はなかったんだ」
『そ、』
呪霊が襲ってきた経緯を話し終えた夜雲、次はどんな階級が来たのかについて話す夜雲と、五条。
すると、虎杖から質問が飛んできた。
悠仁「はい先生!!」
悟「はい!ゆーじくん!」
悠仁「なんでそんなに呪霊いたのにあんな一瞬で消えたの?」
悟「それは夜雲の領域展開だね」
悠仁「領域展開?!夜雲先生領域展開出来んの?!」
『周りに人がいたら出来ないけどね』
こんな調子で会議を進めていく一同。
2時間ほど話した後、雑談が始まったため結界は解かれた。
『なぁ気になってたんだけどさ』
悟「どーしたのー?」
『虎杖って受肉してんだよな?』
悟「そーだねぇおそろじゃん?」
『...同じ苦労人としてあいつが眩しく見えるよ』
悟「あん?」
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紫響(プロフ) - yit高梨アヤメさん» 気づかなかった!教えてくださってありがとうございます! (10月14日 13時) (レス) id: b7abaf5ff0 (このIDを非表示/違反報告)
yit高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (10月14日 12時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
紫響(プロフ) - 牛タンタレさん» まじですか!教えて下さりありがとうございます!! (10月1日 20時) (レス) id: 4b509ce746 (このIDを非表示/違反報告)
牛タンタレ - 初コメ失礼します!「なな」のところで傑が姿になっている気がします…「まぁ、悟…」の所です、意図的にそうしているのであればすみません。これからも更新頑張って下さい!! (10月1日 19時) (レス) @page8 id: 150b133d71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫響 | 作成日時:2023年8月18日 13時