にじゅうご ページ26
今日、夜雲は任務がない。
ないことは無いのだが、もう終わらせたらしかった。
ということでやってきたのはカフェテリア。
男1人がオシャンなカフェに入っているのはなんとも珍しいだろう。
周りのJKがチラチラと夜雲を見ていた。
「ねぇ、あの人かっこよくない?」コソッ
「あれ学生服っぽくない?」コソッ
「それな!どこの学校かな?コソッ」
間違っては無い。間違っては無いのだが、夜雲の年齢は28歳。
教師をしているので学校の人で間違いは無いのだが.......28歳である。
『お姉さん方』
「ひゃいっ!」
「話しかけられちゃったよ!?」
「き、聞こえてました...?」
『まぁw』
「すみません💦」
『いえ、気にしてませんよ』ニコッ
「ひょぇ///」
「かっこい...///」
『でも俺生徒じゃなくて教師なので、間違えないでくださいね』
「きょ、教師っ!?」
「わっか...」
間違いを正した夜雲は、コーヒーとチーズケーキを頼んでスマホをいじった。
その姿も他から見れば見惚れるもので、コーヒーを飲む姿がどこかの貴族家と思わせるほどの上品さがあった。
その場の誰もが夜雲に釘付けになっていると、また別のイケメン1人がカフェに入ってきた。
悟「夜雲〜!おっまた〜」
『遅い』
悟「いやぁ手こずってさぁ」
『嘘つけ遅刻魔』
悟「ひっどぉい!」
その場にいた誰もが驚いた。
夜雲と呼ばれたその男と親しげに話す男もまたイケメンだったからだ。
その時の五条は目隠しではなく学生時代を思わせるサングラスをかけていた。
隙間から見える瞳が青く光ると、一瞬で虜になってしまう。
『んで悟、あれは?』
悟「ちゃんと持ってきたって〜」
『早くしろよ』
悟「焦らない焦らないっ!」
『....ゲシッ』
悟「いったぁ!?」
何かを取り引きしているのか、2人はコソコソと話し始めた。かと思えば五条の足を夜雲が蹴る。
無限は張っていないようだった。
悟「はい、特級呪具“幻想鏡”」
『ん、あざっす』
悟「もぉ、こんなのねだるなんて♡僕のこと好きになっちゃったぁ?♡」
『死ねよ』
悟「酷ぉい!!」
なんの話しをしているのかは、客からはわからないが、その場にいた腐女子はこう語る。
「あれは絶対的にコーヒーのお兄さんが受けですね。グラサンのお兄さんはヤンデレメンヘラこじらせてそう(鼻血)」
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紫響(プロフ) - yit高梨アヤメさん» 気づかなかった!教えてくださってありがとうございます! (10月14日 13時) (レス) id: b7abaf5ff0 (このIDを非表示/違反報告)
yit高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (10月14日 12時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
紫響(プロフ) - 牛タンタレさん» まじですか!教えて下さりありがとうございます!! (10月1日 20時) (レス) id: 4b509ce746 (このIDを非表示/違反報告)
牛タンタレ - 初コメ失礼します!「なな」のところで傑が姿になっている気がします…「まぁ、悟…」の所です、意図的にそうしているのであればすみません。これからも更新頑張って下さい!! (10月1日 19時) (レス) @page8 id: 150b133d71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫響 | 作成日時:2023年8月18日 13時