さしす組のお兄さんだった彼は教師になりました

じゆうご ページ16

遠くで夜蛾の怒鳴り超えが聞こえる。
教室に帰った3人はそれをなんとも思わず聞き流す。
怒鳴り声が止んだと思うと、廊下を歩く音が1つ。





ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ


悟「せんせ……」

教室には夜蛾だけが入った。
夜蛾によると、夜雲はこれから上層部と話すそうだ。
だが上の連中のことだ、すぐに夜雲は死刑対象として殺されるだろう。
そこで考えたことは、3人同じだった。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

貴様は死刑対象だ
『そうっすね』
殺せ、死ね！
『まぁ、はいwいいっすよ』
あの札の部屋へ……


悟「待てよ」




あまりにも軽く死を受け入れる夜雲。
ここに来ればこうなることはわかっていたとでも言うように、あっさりと、二つ返事で死を了承した。

そこへ扉を割って入ってきた五条、夏油、家入、そして……七海、灰原、京都の生徒達。


何事か！！
ここへはそうズカズカと入っていいものではない
帰れ



悟「おい糞爺共、お前ら夜雲を殺したらどうなるかちゃんと考えたか？」

なに……？、

傑「ここにいる全員、敵になるんですよ」

なｯｯ！？

硝子「要注意、要観察対象として処分しろ、さもないとお前ら全員解剖対象者だ」

クソガキ如きになにができる！
『へー、笑なるほどね』
『やっぱ変えるわみかん共、俺こいつら共犯者にするわ』

何を言うっ！

『そしたら、お前らはここにいる全員を殺さないといけねぇな？w』

チッ、好きにしろ！






上層部との言い合いの結果、夜雲は要観察対象として、3ヶ月の停学処分となった。



















10年後――――――――春

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