No.39 麗日お茶子side ページ41
麗日お茶子side
135階で、飯田くんや八百万さん達が
警備マシンを食い止めてくれている間に
私とデクくんとメリッサさんは
全力で非常階段を180階まで駆け上がり
メリッサさんの案内である扉をデクくんが破壊すると
途端に風が吹き込んでくる
緑谷「こ、ここは……」
メリッサ「風力発電システムよ」
そこはタワーの空洞部分に作られた風力発電のエリアだった
壁はなく、むき出しになっていて
夜のI・アイランドの街並みを見下ろすように
中央にエレベーターが通っている柱があり
その周りにぐるりと並んでいるたくさんの大きなプロペラが
海からの風で回転し続けている
緑谷「どうしてここに」
メリッサ「タワーの中を昇れば
警備マシンが待ちかまえているはず
だから、ここから一気に上層部へ向かうの。
あの非常口まで行ければ……」
およそ20階ぶんの高さはあるような発電エリアの天井に
小さな非常口の扉があった
あんな所まで……
メリッサ「お茶子さんの触れたものを
無重力にする“個性”なら、それができる……」
メリッサさんの毅然とした顔の下で
胸に置かれた拳が頼り無さそうに震えていた
必死に恐怖を抑え込んでいるのが分かり
私はその覚悟を深く受け入れた
麗日「＿＿うん。任せて！
メリッサさん、デクくんにつかまって」
「はいっ！」と後ろからデクくんにつかまるメリッサさん
私は「いくよ」と二人の体に肉球で触れる
途端、無重力化した二人の髪や服がふわりと浮き上がった
私はメリッサさんの腰を持ち
力いっぱい真上へと放り投げるようにして押し出した
同時に深く沈みこんでいたデクくんが
勢いをつけジャンプする
緑谷「いっけー！」
ふわふわと、エレベーターの柱に沿うように
上昇していくデクくん達を見て
両手の肉球をいつでも合わせられるようにスタンバイする
だがその時、少し離れた所で音がして振り返ると
奥の扉からぞろぞろの入ってきた警備マシンだった
そんな……！
その時、上からメリッサさんとデクくんが
「麗日さん！」「“個性”を解除して逃げて！」と叫ぶ
でも、私はバッと警備マシンに向かい合う
麗日「できひん！そんなことしたら
みんなを救けられなくなる！」
メリッサ「お茶子さん……！」
そして、警備マシンが一斉に私に襲いかかる
警備マシンに私は顔を歪めたその時＿＿
？「はぁあっ！」
麗日お茶子side 終わり
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cherrycat - 零さん» ごめんニャさい、可愛いしか出てこないんですが？((((殴 (2019年8月5日 20時) (
レス) id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - えへへ嬉しいな(*´▽｀*) (2019年8月5日 20時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» いやー、そうだったらもう私は発狂しますね←ボクっ娘可愛いじゃないですか。ご褒美ですニャよ！！←(おい (2019年8月5日 13時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 僕もだよぉ…相澤先生活躍するかな？でも一番注目するところは多分全員一緒『緑谷と爆豪の共闘!』かなぁ？（ちなみに僕って言ってますが女です。ネットの中だけボクっ娘です。） (2019年8月5日 1時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» 本当にそうですね！！12月が楽しみですニャァ (2019年8月5日 1時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherrycat | 作成日時：2018年8月5日 21時
