No.25 ハンドル ページ27
その頃、私達は
非常階段を駆け上がっていた
各フロアを封鎖されている以上
ここが唯一の最上階への道
飯田「これで30階」
一同を率いていた飯田君が
階数の表示を見ていったん足を止める
その後に続いていた緑谷君は
最後についてきたメリッサさんに振り返った
緑谷「メリッサさん、最上階は？」
メリッサ「ハッ……ハッ……200階よ」
苦しそうに肩を上下させながら答えたメリッサさんの言葉に
上鳴君がゲッと顔を曇らせる
上鳴「マヂか」
峰田「そんなに昇るのかよ！？」
気が遠くなるような数字に峰田君がげんなりすると
百ちゃんがたしなめるように言った
八百万「
百ちゃんの言う通り、これが最善の近道
一同は休む間もなく、再びどこまででも
続いていそうな階段を駆けていく
50階を過ぎたあたりでお茶子ちゃんは
後ろから足音が小さくなっているのに気づき振り返る
一番後ろのメリッサさんが遅れ始めていた
ヒーローを目指して日々訓練に励んでいる私達とは違い
メリッサさんが使うのは体ではなく、頭脳なので遅れるのは仕方ない
麗日「メリッサさん、うちの“個性”使おうか」
浮かばだいぶ楽になると思い、声をかけたお茶子ちゃんに
メリッサさんは苦しそうに息を吐きながらも笑ってみせた
メリッサ「ありがとう。でも大丈夫
その力はいざという時にとっておいて」
そう言ってメリッサさんは
ヒールを脱ぎ捨て、階段を駆け上がる
60階、70階と駆け抜け、80階にさしかかったその時
先頭を行く飯田君がハッと立ち止まった
飯田「シャッターが！」
階段の途中でシャッターが下りていた
続いてやってきた私達も、呼吸を整えながら立ち止まる
轟「どうする？壊すか？」
そう言う轟君に、追いついたメリッサさんが言った
メリッサ「そんなことしたら、警備システムが
反応して
どうしようとシャッターを見上げていると
既にヘロヘロになっていた
峰田君が反対側にあるドアに気づく
峰田「なら、こっちから行けばいいんじゃねーの？」
それはフロアへと続く、非常用のドア
峰田君がその近くのドアを開けるために
ハンドルに手を伸ばしたのを見て、私はギョッとする
貴女「っ！」
緑谷「……峰田くん！」
メリッサ「ダメ！」
慌てて止めようとするメリッサさんも間に合わず
峰田君はハンドルを引いてしまった
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cherrycat - 零さん» ごめんニャさい、可愛いしか出てこないんですが？((((殴 (2019年8月5日 20時) (
レス) id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - えへへ嬉しいな(*´▽｀*) (2019年8月5日 20時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» いやー、そうだったらもう私は発狂しますね←ボクっ娘可愛いじゃないですか。ご褒美ですニャよ！！←(おい (2019年8月5日 13時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 僕もだよぉ…相澤先生活躍するかな？でも一番注目するところは多分全員一緒『緑谷と爆豪の共闘!』かなぁ？（ちなみに僕って言ってますが女です。ネットの中だけボクっ娘です。） (2019年8月5日 1時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» 本当にそうですね！！12月が楽しみですニャァ (2019年8月5日 1時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherrycat | 作成日時：2018年8月5日 21時
