お前らほんと大嫌い。Part２ (ページ4)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:16,169 hit

番外編『プレゼント』ページ4

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄
それからしばらくして頼まれた仕事は終わり私は自室へと戻っていた。

A｢んー、なんか久しぶりの非番だからなーんもやることないなー。｣

いざ、非番といっても本当何もやることがない←

三｢主。｣

A｢あれ？三日月じゃん、どした？｣

三｢いやな、今日は特別な日なのでな。今日の夜は夕餉でも食べに帰ってきてはくれぬか？｣

A｢？いいけど｣

なんの日？てかなんかあったっけ？

三｢さて、用も済んだし。後で迎えにでも来ようぞ。｣

A｢お、おう。｣

待て、本当になんの日だ？真面目に←

丞｢Aさん、失礼します。｣

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

山崎side

俺は都の女性向けの小物を見ていた。

丞｢……｣

だが、女の人に物をあげたことがなかったので物凄く苦戦している←

仮にもAさんは女の子であるから恐らく可愛いというものの方が喜ばれると思ったのだが……

丞｢はぁ……｣

商人｢お、お兄ちゃん！誰か想い人にでも贈るんかい？｣

丞｢い、いえ！想い人とまでは……！！｣

商｢そんな旦那にこれなんかいどうだい？うちの店の天下一品の品さ！｣

丞｢これは……｣

Aさんのイメージなのかもしれないな……

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

山崎side

さて、これをいつ渡そうか……

流石に幹部の方々も選んでいるだろうし……

そう思っているといつの間にかAさんの部屋の前に……

丞｢よし……｣

意を覚悟してAさんの部屋へと足を運んだ。

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

Aside

急な来訪者はなんと丞君だった、意外だ←

丞｢これを、渡しにきました。宜しければ貰って下さい。｣

A｢俺に、か？｣

丞君に渡されたのは長方形の箱。

A｢開けていいか？｣

丞｢もちろんです。｣

箱を開けると中には……

A｢わぁ……鏡か……！！｣

なんと黒がメインの桜や彼岸花が小細工された鏡が入っていた。

A｢こ、こんな高価なもの貰っちまっていいのか？｣

丞｢はい、Aさんが気に入ると思ったので。｣

待って、待って待って！？

なんでこんな高価のものを？！

丞｢？今日はなんの日かご存知ないのですか？｣

A｢へ？｣