対価 その40 ページ41
Noside
ヤミ「旦那、A………!」
ほぼ全壊した王宮の上空で、2人の人間が争っている。
先程グリモワールを取り戻した1人は周りのモノを消費して戦い、1人はそれを難なくかわす。
魔法帝ユリウス・ノヴァクロノと、
王家の生き残りA・アルセウル。
ある意味親子といえる2人は、加減なしの本気の殺し合いを繰り広げていた。
そんな光景に、国民は気づかないわけじゃない。
「おい、王宮が崩壊してるぞ!!」
「空で何かが、光ってる??」
「おいおい!争いか!?」
そして魔法騎士団もまた、気づき始めた。
アスタ「なんだあれ!」
バネッサ「誰かが戦ってる!? 」
ラック「なになに敵襲??楽しそう!!」
誰もが空を見上げ、得体の知れないモノを眺める。
ヤミ「これじゃあ騒ぎになるぞ…!!」
ジャック「おいヤミ!!一体あれはなんだ!!」
フエゴ「何故王宮がこんなことに……!!」
シャーロット「あれは魔法帝と、あの時の!?」
騒ぎに気づき、騎士団団長達も集まっていた。
ヤミ「なんだてめぇらかよ」
ノゼル「おい貴様一体これはどういうことだ。何故魔法帝とあの娘が戦っている」
ヤミ「そんなこと今はどうでもいい」
シャーロット「どうでもいいって、なに馬鹿なことを」
ヤミ「それよりも国民の安全を確保することが最優先じゃないんですかネ」
ジャック「けっ………後で洗いざらい話せよてめぇ!!!」
ヤミ・スケヒロの言葉で、国民を安全な場所へと移動させるべく、動き出す団長諸君。
もう誰もあの2人を止められない。
どちらかが死ぬか、戦闘不能になるまで、彼らは止まらない。
そう、ヤミは気づいていたのだ。
A「(まずい、もう消費できるものがない!)」
ユリウス「どうしたんだい??もう終わりかい?」
A「グハッ!!」
ユリウスの一撃をまともに受け、血を吐くA。
もう決着はついてるといえる状況だ。
A「ハァ、ハァ、魔法帝がこんな人目のつく場所で人を、殺していいのかねぇハァ………」
ユリウス「君が言えないだろう。宮廷魔道士の命を対価に魔法を使った君が」
A「チッ、ほんと嫌な笑顔だねぇ」
ユリウス「さ、無駄話はもう終わりだ。すぐに楽にさせるよ」
グシャリ
A「ああああぁぁああぁあ!!!!!!」
気味の悪い音がなる。
Aの胸に大きな穴が空いた。
苦痛に苦しむその様子を、ユリウスはただ見つめていた。
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闘乱雪(プロフ) - 感動しました!涙脆い私だけなんでしょうか?凄くウルっときたのは (2019年2月10日 12時) (レス) id: 7aa059542a (このIDを非表示/違反報告)
N.K(プロフ) - まるさん、御忠告とご注意ありがとうございます!初めて書いていてあまり理解ができていない部分があり、すみませんでした。この忠告のもと気を付けて書いていこうと思います。本当にすみませんでした。 (2018年12月30日 16時) (レス) id: c08585e31b (このIDを非表示/違反報告)
まる - ルールを理解せずに作られた違反作品が増え、占つが無法地帯だと言われる要因の一つにもなっています。ルールをちゃんと守りましょう (2018年12月30日 13時) (レス) id: c2cd8ec7e2 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご理解下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか?そこら辺をちゃんとよく読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2018年12月30日 13時) (レス) id: c2cd8ec7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パパゴラス3世 | 作成日時:2018年12月29日 20時