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うたた寝か、気絶か、判断に困るが
意識を失ってからどのくらい経過したのだろうか。
雄英の保健室をまだ利用したことが無いので
確信を得られないが…目を覚ました場所は、おそらく病院だと思う。
私
ひざしさんが気を使ってくれたのだろうか？
きっと、１３号先生も消太さんもここにいるだろうから。
深く深く息を吐き出して全身の筋肉を緩め
布団に寝たままなのに、さらに深く沈む様に脱力する。
シン…、と静まった個室がついさっきまでの喧騒と対照的で心が落ち着く。
と、ここで滑車を転がし、この部屋唯一のドアがスライドされた。
「…おや、起きてたね。」
『あ…っ』
そこに立っていた人には見覚えがある。
それどころか、とてつもなくお世話になっている人物だった。
柔らかな印象を持たせるゆったりとした口調と物腰の柔らかさ
一方で長年の人生経験を思わせる目尻のシワ
そして、病院勤務を証明する白衣と顔写真入りの名札を下げている。
『
個性による混沌化、精神的な問題も挙げられていく中でも
心理学者としても名を挙げている一方、近年は精神科医として活動し
現在は自身の、あるいは周囲の個性に精神的ダメージを負った人を診ている。
現に、この総合病院でも精神科に勤務してる…私の主治医だ。
…本音を言うと今は顔を合わせづらいというか
受験を理由に定期通院を先延ばしにしまくって２？３？回サボってる。
まぁ、その結果も相まって今回は冷静な判断を欠いていた部分もあったし。
申し訳なさで少し視線を斜め下にズラしてしまう。
しかし、心海先生はクスクスと笑って「入ってもいいかい？」と問う。
こちらの後ろめたさなど気にしていない様に
少しだけほっとして、オズオズと私も頷いて椅子に手を向け。促した。
精神科の病棟には入院という形で生活している人たちもいる
そのため、きっと色々な人の病室でこうして話をしているのだろう
先生は慣れたようにどの部屋も変わらないただの丸椅子に腰かけて
柔らかな笑みを浮かべながら真っ直ぐこちらを見る。
鏡「Aちゃん雄英に受かってたんだね。
遅くなったけれど、おめでとう…先生も心から嬉しいよ。」
『はい、その…すみません』
「カウンセリングのことを気にしてるのかい？
雄英の受験は試験内容も大変だったろう？気にしなくていい」
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睡-ｽｲ-(プロフ) - カナデさん» ありがとうございます。夢主の性格に合わせてなるべく繊細に、熟考した様子を描ける様に心がけているので感想とても嬉しいです。明日(本日)2話あげる予定なので楽しんで頂けたら幸いです。 (2022年11月10日 1時) (
レス) id: ab84331ee7 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - やった！！更新だ！！！ありがとうございます！！五臓六腑に染み渡る…睡さんの書く話は心理描写が細かくて…あと日本語が綺麗（？）です。これからも応援してます！ (2022年11月8日 14時) (レス) @page43 id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
麗紅花(プロフ) - はじめまして。最初から読ませてもらいました！とても楽しくて面白かったと思いました。特に夢主のおっしゃる事や性格、個性、シリアス感がと出ていて読むのが楽しかったです。更新頑張ってください！！応援しています。 (2020年9月14日 1時) (レス) id: b338802f9d (このIDを非表示/違反報告)
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