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消太さんから私と爆豪手渡された機械仕掛けのボール
彼はそれを持ったまま所定の位置へ。私はを確かめるように数度握ってみる
彼の個性を考えれば文字通り爆発的に良い数値を叩き出すのは分かっている
…問題は私だ。
消太さんも意地悪だなぁ。
いや、入学前に鍛えるために苛め抜くという謎の様な、分かる様な宣言をされたが
私の個性でソフトボール投げは…正直微妙だ。
相「思いっ切りな」
爆「…んじゃ。まぁ…死ねぇ！！」
ＦＡＢＯＯＯＭ！！！！
爆炎に紛れ一瞬にして捉えきれなくなったボール。
発言に関してはまぁ、なんとも彼らしいということで
というより指摘しても意味はなさそうだし深く考えるのはよそう、という結論だ。
肝心の爆豪さんの記録は「７０５ｍ」
「次はテメェの番だ」と言わんばかりの一瞥を残し
彼は私の後ろ、ほかの生徒たちの群れに戻っていった
さて、どうしたものか。
といっても私の選択肢は元より１つしかない、それを選ぶほか無い訳だけど
「あの…円の外に私の足がつかなければいいんですか？」
相「……あぁ。」
きっとこの時点で消太さんは私が何をしようとしているか
おおよその察しは付いていた気がする
でもまぁ、それ以外私がここで常識から外れた、特別な成績はつけられない
なかなかの無茶ぶりだったわけだし、許してほしい。
円の端っこに立って、爆豪さんの測定待ち中に取り出した種を
手前に１つ、もう少し先に２つくらい投げ込む
他の生徒のざわつきが気になるところだけど。
まぁ、ソフトボール投げをするのに種まきが始まれば
そりゃ…頭おかしいのでは？と思われても仕方がないのかな？
ＣＲＡＰ！
いつものように胸の前で手をパンッと叩き合わせて広げると
私の体の正面に３つ砂時計が出現。
パステルカラーの、淡く光る砂時計に女子から「綺麗」と感嘆めいた声が上がる
砂時計は私の自由自在に操れる
前と同じように一つの砂時計にまとめたが今回は私の意志で
砂が混ざり合わず、３色の層になっている。
これをこのまま操れば順番に時を動かせるってわけだ。
砂時計をクルリと一回転。
そしてそのまま砂時計の
植物の生長開始とともに、私は２歩くらい助走をつけ
手前に落とした種の上を跨ぐように、跳んだ。
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睡-ｽｲ-(プロフ) - あるとさん» わわっ、ありがとうございます！！アニメに居そうなキャラクターにしたい一方で固まったビジュアルをキープするのが作者として楽しくも難しく…。大人になりたくとも成長できずにいる彼女を好いてくだされば作者冥利につきます！ (2020年7月9日 17時) (
レス) id: deb52841c7 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 書きたいことはまとまっていませんが書きます。主人公の冷静さ。冷めているようで好奇心はしっかりとある。年相応……とは言えずとも、どこか冷酷になりきれない。そんなキャラクター性に興味を惹かれました。今後の物語の展開を楽しみにしています。 (2020年7月9日 11時) (レス) id: ac43156437 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - いたちょこさん» お返事が大幅に遅れてしまい申し訳ありません。主人公の内面が良く伝わっているのであれば書いている甲斐があります。じわじわと更新する形になるでしょうがよろしくお願いいたします。 (2020年5月14日 18時) (レス) id: 4d796a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
いたちょこ(プロフ) - とても面白くて大好きです！主人公の気持ちが凄く伝わってきます。こういう書き方は尊敬しかないです。素晴らしい作品を読ませて頂き、有難う御座いました。これからも頑張って下さい！ (2020年3月1日 20時) (レス) id: 3485aa3116 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ-(プロフ) - カナデさん» 評価を作品の完結後にやりたい、という話も耳にしますがその場合章ごとの評価はされないのか…とか思ってしまうんですよね…。それか評価でなくてもコメントでここはこうで良かった、こうの方向での話も見たかったなどが聞きたくて…カナデ様の言葉すごく嬉しかったです (2020年3月1日 17時) (レス) id: 3400204ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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