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互いに文句のようなものを言い合いながら
会場に向かい到着すると座席表がまた張り出されていた
まぁ、彼が言った通り学校でまとめて受験申し込みをしている
そして受験番号は彼→私の連番
つまりは緑谷くんは爆豪さんの一つ前か私の一つ後
座席表を確認してもやはり私と爆豪さんは隣り合わせで
その事実を確認すると私は溜息を、爆豪さんはあからさまな舌打ちを１つ
イラついたような反応を見せた爆豪さんはザッザッと先に行ってしまう
まぁ、いいんだけど…別に一緒に行ってたわけでもないし。
でも どうせまた会うのに…。
しかし１人になった途端ハプニング
人の波に合わせて自分の席を目指し歩いていると
後ろの人の足が見事私の膝裏にぶつかる
皆が皆、大混雑で自分の席を目指しているわけで
そんな中膝カックンという物を被るとは思ってもみなかった。
少しだけ目を広げ「わ、」と覇気のない声が漏れた
いとも簡単に体制を崩した私はカクンッと前の男の子の背に倒れるようにぶつかる
その男の人はなんとか踏ん張ってくれて被害は私とその人で留まった
後ろで謝る女の子に「別に」と短く言って、私は私で前の男の子に謝る
「ごめんなさい、大丈夫ですか？」
「平気平気、別に怪我とかもしてないし…相手は美人さんだし役得ってね」
「？ はぁ…そうですか」
ダメだ、チャラい。
ニコニコ愛想よく笑う彼は決して悪い人ではないんだろう。
けど…うん、チャラいな
というか何を言ってんだろ、この人…
理解可能な範囲から抜けてて全くと言っていい位分からない
男の子に対して疑問符を浮かばせていると
校内アナウンスにより説明会開始まで１０分を切っていることが判明
男の子が「やべ、じゃあお互い頑張ろーね！」と
一言 言い残し去っていくのを眺めてから私もまた動きだした。
プチハプニングの起きた場所から
私の席はさして離れていなく直ぐに着席できた。
しかも私が一悶着している間に緑谷くんも到着していたようで先に座っている
彼も慣れないもので未だにほんのり顔を染めて手をヒラヒラと振っていた。
そんなに抵抗があるなら私に挨拶なんてしなくてもいいのに
と思いつつ私も変わらず会釈を返すだけだった。
大混雑によりザワザワと騒がしかった会場は説明開始５分前には静寂と化す
受験生は真ん中のステージ上を眺めていたり
参考書を最終確認していたり様々だ
そして時間になるとパッとステージ上を照らすように照明が光った
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チョコ&ピーナッツ(プロフ) - うわわわ…！！紹介して頂き本当にありがとうございます！！私もこちらの作品が大好きです！！もう睡様には頭が上がりませんね…！イラストもお上手で小説も面白い…！！尊敬します！！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 18時) (
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