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朝、いつもより少し早く起きて単語帳を片手に朝食を簡易的に済ませる
前日に用意しておいたカバンの中身を改めて確認し
忘れ物がないかを厳重にチェック
先月に睡さんに選んでもらった
ロングのダッフルコートを上の方まで閉めて着用し、顔を
玄関から出てはみ出た顔にぶつかる北風に少しブルリと震えつつ深呼吸をした
今日は国立・雄英高等学校の入試当日
入試会場に向かう最中
そこかしこにバラバラの制服を身に纏う同じくらいの年齢の学生
きっと彼らも同じく雄英高校の受験生なんだろう
電車もバスもいつもに比べて混雑していて
人混みが嫌いな私は少しばかり眉間にシワを寄せた
電車に乗り込むと学生服の人らは
参考書やら自作の単語帳やらを見ていて中々に殺伐とした雰囲気
それもそうか、倍率は３００を越える超難関校であり
同じ電車に同乗している人らは皆蹴落とすべきライバルなわけだし
ま、筆記に関しては君らを敵と見なす気は毛頭ないけど。
暇さえあれば参考書など教材に触れていた私に比べたら劣るでしょ
…読み込みすぎた参考書とか、本文そのまま言えるものもあるレベル。
１人で過ごし続けるとここまでの領域に行くから
そして雄英高校の最寄り駅では大混雑
到着予定は試験説明の４０分くらい前のはずだったのに…
この調子だと２０分前くらいかな…？
というか、セーラー服動きづらい
後ろに流れる襟が人と人の間に挟まったり…
せっかくアイロンかけたのにもうシワができてる
あーもう、今からジャージに着替えてしまいたい気分だ
不満もそこそこに募ったあたりで雄英高校に到着
校門を目の前になんとなく姿勢と服装を正す。
「お父さん、お母さん、消太さん、皆が通った
今の私を形成する全てはここに在った
そう思うと少しだけ、らしくもなく緊張感が走った。
玄関先でやった時と同じように深呼吸を１つして背筋を伸ばして先へ進んだ
広々とした敷地と比例するように
校門から校舎までも少し距離があって色々な制服の人とすれ違った
中々に有名なお嬢様学校の制服や
頭がいいことで有名な私立の中学校の制服も見えた。
校舎前には入試説明の会場が複数あり、受験番号ごとの割り振りが書かれている
それを眺めていると「邪魔だ」と聞き覚えのある声で言われ
その声の持ち主が誰だか分かると、私は思わず眉間にシワを寄せてしまう
「…別に見えてるでしょう、爆豪さん」
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チョコ&ピーナッツ(プロフ) - うわわわ…！！紹介して頂き本当にありがとうございます！！私もこちらの作品が大好きです！！もう睡様には頭が上がりませんね…！イラストもお上手で小説も面白い…！！尊敬します！！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 18時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
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