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暫く待った方がいいの？
でも私買い物いかなきゃいけないし…
あ、でもその前に。銀行に行ってまずお金下ろさなきゃ
それならもう行かないと…
「あの…」
緑「〜〜〜。いや、まてよ…〜〜」
聞こえてない…？えっと、どうしたらいいの
「あの…買い物、あるので…！ここで失礼しても…？」
緑「あぁ！？ご、ごめんね。凄く利便性も高くて幅広く使える素敵な個性で…つい。」
「…そんな有能な個性じゃないんです」
デメリットも少なくない
何よりこの個性は“最も必要な時”に発現してくれなかった。
「私はこの個性、好きじゃない」
緑「え…」
「じゃあ、また。」
緑谷くんは何も悪いことを言っていない。
むしろ褒めてくれたんだろう。
でも、私にとってはこの個性は「良くないもの」だった。
…だいぶ素っ気ない別れ方をしてしまった、申し訳ない。
まぁ、これでもう関わりたくなくなったならそれはそれで構わない
別れてから銀行に向かう。
しかし、銀行が目指できる距離から違和感を感じ始める。
建物を目の前にするとその違和感の正体がわかった。
この“超常社会”じゃ身近になってしまった警察による黄色のバリケードテープ。
そして破壊され、まだガラスの破片が散っている自動ドア
どう考えても敵による襲撃…強盗にでもあったんだろう。
「お金、下ろせ…ない。」
困ったな…別の支店あるけど
バスに乗って田等院商店街の方まで行かなきゃならない。
そっちまで行くのは億劫でこっちに来たのに…
仕方ない、このままじゃマトモなご飯作れないし、行くしかない
はぁ…と深い溜息を零し、肩にかかるバッグの持ち手をかけ直し
一層重くなった足取りで踵を返しバス停を目指す
携帯を取り出して時刻表を確認したら丁度いいタイミングでバスが来そう。
バス停でバスを待つのは買い物帰りの主婦や出掛け帰りのご老人ばかり
バスに乗り込んでも、そういった人ばっかでまだまだ空席がある。
放課後から少し時間が経っているということもあり
周囲に折寺中以外にも複数の学校があるにもかかわらず学生は少なかった。
ゆらゆらとバスの振動に身を委ねると段々と睡魔に襲われる。
個性を使う反動の一種
日替わり…というよりはランダムで「倦怠感」「発熱」「睡魔」「出血」など
今日は睡魔か…比較的楽なものを引いたな。
１番困るのは…倦怠感かな。酷い時だと全く体動かせないから
…とりあえず、今日はなるべく早く寝ようと心に決めた。
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チョコ&ピーナッツ(プロフ) - うわわわ…！！紹介して頂き本当にありがとうございます！！私もこちらの作品が大好きです！！もう睡様には頭が上がりませんね…！イラストもお上手で小説も面白い…！！尊敬します！！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 18時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
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