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口々に責め立てられて、
言葉を返す暇もない。
すぐ後ろは、ロッカーで逃げ場もない。
「あんたが神山くんになんか吹き込んだんでしょ？
じゃないきゃ、
神山くんがいきなり鈴華に別れようなんて言うわけないし」
神山くんと、鈴華さん、別れたんだ・・・
「なんとか言いなよ」
「私は、何も、知りません」
「そんなわけないじゃん。
毎日こそこそ屋上で、何してんの？
誘惑したんじゃないの？」
「そ、んな、こ、と、
だ、断じてありません。
私はそ、そんな、滅相もないで、す」
早く解放されないかな。
早くチャイムが鳴ってくれたら・・・
「そう言えば、あんた、
眼鏡どうしたの？
まさかコンタクトに変えたの？
神山くんのため？」
不意をつかれて、言葉を失う。
それは、紛れもない、
私の隠された、本心だっから。
前に屋上で、二人で絵を描いてる時。
神山くんが急に黙り込んで。
「眼鏡、無い方が可愛いんちゃう？」
そう言って、私の眼鏡、取り上げたことあったんだ。
その後しばらくして、
眼鏡のフレームが壊れて。
新しいの買う代わりに、コンタクトに変えた。
「眼鏡、今、壊れてて・・・」
乾いた声で、言い訳した時。
やっとチャイムが鳴ってくれた。
「私、体育委員なので」
ほっとして、逃げるように、教室を飛び出す。
あんまりに急いでて、
ジャージの上着、更衣室に忘れて来た。
「寒い・・・」
手伝ってくれる人もなくて、
一人で必死に、
倉庫からマットと跳び箱を出してくる。
神山くんが、鈴華さんと別れた。
そのことだけが、
さっきから頭の中、
ぐるぐるループしてる。
鈴華さんと別れたからって、
何も変わらないけど、
リアルな二人の姿を想像して苦しまなくて済むだけ、いい。
私、やっぱり最低だ。
だから、みんなに嫌われてるんだろうな。
体育の授業が終わって、
また、なんとか一人で跳び箱とマットを片付けて。
最後に更衣室に戻ったら、
制服がなくなってた。
その上、
着忘れてしまった、
ジャージの上着も。
このまま教室に戻るのは辛いな。
先生にどんな言い訳しよう。
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しらす(プロフ) - 神山くん派です！ (2020年10月20日 13時) (
レス) id: c79fa5815b (このIDを非表示/違反報告)
緑推し！(プロフ) - しげのことを考えると気の毒ですが…本来の主人公を知っていて魅力もわかっている神ちゃんと結ばれて欲しいです…！しげも受け入れてくれそうですが、やっぱりずっと案じてくれていた神ちゃんがいいです。 (2020年10月20日 8時) (レス) id: 1532c3336c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - しげのことも大好きですが、私は神ちゃん派なので、神ちゃんと結ばれてほしいです！ (2020年10月20日 0時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーらん(プロフ) - どっちも見たいですがわたしは神山くん派です！！; (2020年10月20日 0時) (レス) id: 47814a5ff4 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - どっちも結ばれて欲しい気持ちもありますが神山くん派です！！ (2020年10月20日 0時) (レス) id: abf5d6786c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2020年10月11日 10時
