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まだ１１月なのに、
マンションの植え込みの地面に霜が張ってた。
「寒っ。
この前まで暑かったのに、
まさに異常気象だよ」
思わず、ひとりごとが出る。
こういうとこ不気味だって、
小学校の時、誰かに言われたっけ。
歩道橋の下。
松城鈴華さんが佇んでるのが見えた。
中学から一緒だったから、
彼女の家が、この近くじゃないことは知ってる。
そこに立ってるだけなのに、
堂々としてて、絵になる。
どうしよう。
誰かを待ってるみたいだ。
引き返して、反対の道から行こうかな。
悩んでるうちに、
「Aさん、おはよう」
先に彼女に声かけられてしまった。
「あっ、えっ、はっ、はい。
おは、よ、ごぜ、り、ます」
ダメだ。
どもって、噛んじゃった。
松城さん、笑うかと思ったのに。
少し悲しそうな顔した。
「でっ、では」
隣を通り過ぎようと、
階段に足をかけた時。
「待って」
引き留められてしまった。
「なんの御用事でしょうか？」
「周りくどいのやだから。
はっきり聞くね。
Aさん、智くんのこと好き？」
「え・・・」
「Aさん、もしかして、
智くんと付き合ってる？」
「つ、付き合うなんて、滅相もない。
考えたこともありません。
彼女は、鈴華さんじゃ、ないん、ですか？
すいません。
勝手に名前で・・・
みっ皆さんが呼んでるのが、
う、うつってしまって」
「それなら良いの。
変なこと聞いてごめんね」
早口に言うと、
松城さん、
制服のコートの裾を翻して、
駆けて行ってしまった。
学校に着いたら、
先に走って行ったはずの彼女は来てなくて。
代わりに、
彼女の友達っていうか、
取り巻きの女子たちに、
囲まれた。
暖房のない、冷え込む更衣室。
朝一の体育のために、
ちょうど体操服に着替えたところだった。
「ちょっと話あるんだけどいい？」
この子たちに話しかけられるのなんて、
いつ以来だろう。
みんな、興奮してて、目が血走ってる。
「ねぇ、Aさんさ、
鈴ちゃんに何言ったの？」
「あんたのせいで学校休むって言うんだよ？」
「Aさん、罪悪感感じないわけ？」
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しらす(プロフ) - 神山くん派です！ (2020年10月20日 13時) (
レス) id: c79fa5815b (このIDを非表示/違反報告)
緑推し！(プロフ) - しげのことを考えると気の毒ですが…本来の主人公を知っていて魅力もわかっている神ちゃんと結ばれて欲しいです…！しげも受け入れてくれそうですが、やっぱりずっと案じてくれていた神ちゃんがいいです。 (2020年10月20日 8時) (レス) id: 1532c3336c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - しげのことも大好きですが、私は神ちゃん派なので、神ちゃんと結ばれてほしいです！ (2020年10月20日 0時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーらん(プロフ) - どっちも見たいですがわたしは神山くん派です！！; (2020年10月20日 0時) (レス) id: 47814a5ff4 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - どっちも結ばれて欲しい気持ちもありますが神山くん派です！！ (2020年10月20日 0時) (レス) id: abf5d6786c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2020年10月11日 10時
