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「クラスメイトやのに、
なんで敬語で話すん？
もしかして、俺、びびられてる？」
「い、いえ、そういうわけでは。
決してありません。
私の性格の問題です」
「良かったあ。
俺、ここでダンスの練習したいねんけど、
ええかな？
一応、担任にも許可もらってるねん」
「もっ、もちろんですっ。
では私は失礼します」
邪魔したら悪いと思って、
急いで立ち上がる。
歩きかけた時。
がしっと腕を掴まれた。
「別に出てかんでもええやん」
半袖の腕。
掴まれたところだけ、熱い気がする。
心臓の音が激しくて、
簡単に言葉が出てこない。
「Aさん、さっき、絵描いてなかった？」
見、見られてたとは。
それより、手、手を離してくれないと、
心臓が壊れて死にそうだよ。
「Aさんのが先に来とったんやし、
俺に気にせずに続けてや。
俺も俺で練習するし。
みんなの屋上やん？」
なんて眩しい笑顔で笑うんだろう。
こんなにきらきらした人がいるなんて。
到底、自分と同じ学校の生徒とは思えないや。
「な？」
念を押すように言われて、
うなづいた時、
ごく自然に彼の手が、私の腕から離れた。
これは、一生の思い出になるだろうな。
なんて、馬鹿なことを考えてた。
イヤホンをした神山くんが踊り出した。
音楽は聴こえないけど、
あまりのカッコ良さに目が釘付け。
描きたいって、唐突に思った。
クロッキー帳を開く。
無心に描いたのは、
まるで空を飛ぶ鳥のように、
水を跳ねる魚のように、
この空間を自由にして、踊る彼。
無我夢中になってるうちに、
曲が終わったらしくて。
少し息を切らした神山くんが、
こっちに向かって、駆けて来た。
「何描いとったん？」
「なんでもありません。
見せられるようなものじゃ、」
慌てて隠し閉じたクロッキー帳を、
私からさっと取り上げる。
空高くかざして・・・
「これって、俺？」
驚いた顔して、私を振り返った。
「すいません。
勝手に。
ごめんなさい」
「なんで謝るねん。
めっちゃ上手いやん。
なあ、これ、もらってええ？」
「え・・・？」
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しらす(プロフ) - 神山くん派です！ (2020年10月20日 13時) (
レス) id: c79fa5815b (このIDを非表示/違反報告)
緑推し！(プロフ) - しげのことを考えると気の毒ですが…本来の主人公を知っていて魅力もわかっている神ちゃんと結ばれて欲しいです…！しげも受け入れてくれそうですが、やっぱりずっと案じてくれていた神ちゃんがいいです。 (2020年10月20日 8時) (レス) id: 1532c3336c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - しげのことも大好きですが、私は神ちゃん派なので、神ちゃんと結ばれてほしいです！ (2020年10月20日 0時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーらん(プロフ) - どっちも見たいですがわたしは神山くん派です！！; (2020年10月20日 0時) (レス) id: 47814a5ff4 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - どっちも結ばれて欲しい気持ちもありますが神山くん派です！！ (2020年10月20日 0時) (レス) id: abf5d6786c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2020年10月11日 10時
