第25話『兄弟と御礼とフードの彼』 ページ26
ーー
貴方『挨拶はしたし、次は何しようかな?』
縁側を一人歩きながら考える。大広間に戻ってもいいが、多分もう解散しただろうし
??「おい」
貴方『ん?』
後ろから声が聞こえて振り返るA。其処にはボロボロのマントを被った青年
貴方『えっと、さっきいましたよね。大広間に...えっと、名前を伺っても?』
国広「山姥切国広だ。......何だその目は。写しだというのが気になると?」
貴方『...ええ、写しとは何か気になっていました』
国広「...写しを知らないのか?」
貴方『写し...だけじゃないです。刀については殆ど知りません。太刀と短刀、槍とかの種類もまだ全部覚えてませんし...で、山姥切さんは何の御用で?』
国広「...兄弟を治してくれて、ありがとう」
貴方『兄弟?』
兄弟?誰か山姥切さんの兄弟治したっけ?
国広「堀川国広の事だ....本当に知らないんだな」
貴方『あぁ、さっきの堀川さん。っあ確かに下が同じ国広ですね。兄弟だったんですね』
言われる前に気づけよ自分!と思ったが言わない
貴方『当然の事をしただけですよ』
国広「そうか....すまなかったな。写しなんかがあんたの時間をとってしまって」
さらにフードを深く被る山姥切
貴方『?別に暇でしたから、それにしても』
国広「?」
さっきから一定の距離があったのを一気に縮め、山姥切の顔を覗き込む様に見るA
貴方『どうして隠しているんですか?そのマントもぼろぼろですし』
国広「っ!....こうしていれば写しの俺を比べる事は無いからな」
貴方『比べる...かぁ。そんな事気にしなくていいじゃないですか。貴方はとても綺麗ですよ』
そう言いながら山姥切のフードをとる。綺麗な金髪が風になびく
貴方『もっと自分に自信持って!』
ふわっと微笑むA
国広「///」
さっきAが素早く近づいた様に山姥切が今度は素早く離れフードを被り直した
国広「///き、綺麗とか言うな!」
貴方『照れ屋なんですね』
フードを取るため上げていた手を下ろし、山姥切を見る
貴方『?...顔が赤いようですが大丈夫ですか?』
私が一歩近づくと一歩後ずさる山姥切さん
国広「///大丈夫...だ!」
貴方『あらら、行っちゃった』
山姥切はさらに顔を赤くし、向こうへ走って行った
第26話『少なめの朝食と鶯丸と美味しいお茶』→←第24話『仲良し二人と綺麗な主』
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水無月のぞみ - 何で真名が固定なの?嫌なんですが。 (5月19日 18時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
ベジータ - 主人公のお祖母様が鶴さんにみえた かっこいいですね これからも頑張ってください♪ (2018年12月7日 16時) (レス) id: 67d7645157 (このIDを非表示/違反報告)
ralu(プロフ) - コメント有難うございます!今後もイベントネタしたいなと思います!! (2017年4月2日 20時) (レス) id: 747e574e47 (このIDを非表示/違反報告)
葉月。 - エイプリルネタ面白かったです! 更新待ってます! (2017年4月2日 0時) (レス) id: acee74f775 (このIDを非表示/違反報告)
ralu(プロフ) - コメント有難うございます!もっと上手く描けるよう努力します! (2017年4月1日 19時) (レス) id: 747e574e47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ralu | 作成日時:2017年2月5日 15時