第11話『ナイフと結界と何もしていない私』 ページ12
ーー
石切丸「!やめー」
バキンッ
貴方『分かりましたか?』
石切丸「......結界?」
ご名答と言って遠くに飛んで行って畳に刺さったナイフを抜く
貴方『私に対する攻撃には全て反応します。結構強力なので、普通の人にばれないよう私の皮膚に触れるすれすれまで発動しませんが...』
説明しながらナイフをなおす
石切丸「それじゃあ最初に会った時別に攻撃を避けなくてもよかったって事かい?じゃあどうして避けたんだい?」
石切丸の問いに若干ピクリと眉が動く
貴方『言ったでしょう。強力だって....あの時の貴方達の刀はボロボロでした。それに加え結界にもし触れていたらきっと折れていましたよ』
石切丸「それなら私たちの為に避けていたのかい?」
石切丸の質問に頷く
貴方『もし結界で誰かが折れたら逆上してさらに攻撃してくる可能性を考えました。私はここに戦争しに来たわけではないですから』
石切丸「ありがとう」
貴方『?....私は何もしていませんよ?』
石切丸「仲間を殺さないでくれてありがとう」
貴方『...そんな事お礼を言われる事ではありません....私は誰かを傷つけるなんてしたくないから....』
最後の方は小さくて石切丸にも聞こえなかった
ーー
貴方『さて』
石切丸「何をするんだい?私にできる事なら手伝うよ?」
貴方『二度寝します』
石切丸「え.....」
再び布団を被ろうとするA。だがそうさせないようにガシッと布団をつかむ石切丸
石切丸「主。二度寝はよくないよ」
貴方『別に今する事ないからいいじゃないですか。それに私は石切丸さんの主じゃないです』
石切丸「する事がない...じゃあお願い頼まれてくれるかい?」
貴方『話聞く気ないですね....なんですか?面倒くさい』
二度寝する事を諦め石切丸に向き直る
石切丸「本丸の掃除。お願いできるかな?」
貴方『......はぁ。しょうがないですね』
そう呟いてばっと立ち布団を片付ける
貴方『道具貸してもらえますよね?』
石切丸「もちろん」
そんなこんなで2人は本丸へ向かった
ー
石切丸「そうそう呼び名だけど、三日月と被ってしまうから審神者名のAの方で呼ばせてもらうよ」
貴方『構いませんよ』
石切丸「よろしくAさん」
貴方『はい、改めてよろしくお願いしますね石切丸さん』
第12話『水色と緑と返り討ち』→←第10話『寝ぼけとお茶と3日』
1314人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【刀剣乱舞】殺し屋の刀【鶴丸国永】
目見えないし道に迷ったんで審神者やることにしました!(ノリで) パート2
もっと見る
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無月のぞみ - 何で真名が固定なの?嫌なんですが。 (5月19日 18時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
ベジータ - 主人公のお祖母様が鶴さんにみえた かっこいいですね これからも頑張ってください♪ (2018年12月7日 16時) (レス) id: 67d7645157 (このIDを非表示/違反報告)
ralu(プロフ) - コメント有難うございます!今後もイベントネタしたいなと思います!! (2017年4月2日 20時) (レス) id: 747e574e47 (このIDを非表示/違反報告)
葉月。 - エイプリルネタ面白かったです! 更新待ってます! (2017年4月2日 0時) (レス) id: acee74f775 (このIDを非表示/違反報告)
ralu(プロフ) - コメント有難うございます!もっと上手く描けるよう努力します! (2017年4月1日 19時) (レス) id: 747e574e47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ralu | 作成日時:2017年2月5日 15時