鏡花ちゃんの望みです ページ36
敦「終わりだ
この能力を止めて 爆弾発言の場所を教えろ」
ま、マジかああああああ！
戦闘シーン見逃したああああ！
もう決着ついちゃったよ！
乗客に紛れてバレないように敦くんたちを見る
モブを演じるのさ！
“私の名は”と機械のように同じセリフを言う
鏡花ちゃん
鏡花「一番最後に殺したのは三人家族
父親と母親と男の子 夜叉が首を掻き切った」
首に虎の爪を突きつけられても
淡々と言葉を紡ぐ鏡花ちゃん
敦「…………何てことだ」
鏡花ちゃんの着物の中には爆弾があった
動揺しながらも鏡花ちゃんに言葉を投げかける敦くん
敦「言葉にしてくれ
望みがあるなら言葉にしなきゃ駄目だ
こんな事が本当に君のしたい事なのか？」
鏡花「…………」
鏡花ちゃんは何も言わない
ｻﾞｰｻﾞｻﾞ……
《こちら車掌室》
アナウンスから与謝野さんの声が聞こえる
梶井を解体して手に入れた爆弾の情報が車内に響き渡る
梶井……ドンマイ……！
敦くんに言われ､敦くんをじっと見つめてから爆弾の非常用停止釦を手渡す鏡花ちゃん
敦くんが釦を押す
ﾋﾟｯ
《…………それを押したのか鏡花》
同時に鏡花ちゃんの携帯から声がした
そして
ﾋﾞｨｲｨｲｨｯ
敦「！？」
不吉な警報音が鳴る
《解除など不要 乗客を道連れにし マフィアへの畏怖を俗衆に示せ》
芥川君、それは酷いと思うなぁ
“そんなこと”の為に鏡花ちゃんを殺すなんて
ﾋﾞｰｯﾋﾞｰｯﾋﾞｰｯ
焦る敦くん
爆発迄、あと数秒
敦「爆弾を外せ！」
鏡花「間に合わない」
敦くんの体を押し、異能で斬られて意味の無くなったドアの近くに向かう鏡花ちゃん
彼は気づいたようだ
彼女は自分の異能力を自分で操れないことを
《望みがあるなら言葉にしなきゃ駄目だ》
鏡花「私は鏡花 35人殺した
もうこれ以上1人だって殺したくない」
敦くんの前で初めて感情を見せる鏡花ちゃん
後悔と、私にも分からない何か
あまりに儚げで、この後敦くんが助けると分かっていても手を伸ばしそうになる
そして鏡花ちゃんは走る電車から身を投げた
声をあげて走る敦くん
足を虎化させ電車から飛び降りる
鏡花ちゃんに付いていた爆弾を力ずくで取り払った
その瞬間タイマーが零になり爆弾が爆発した
敦くんは鏡花ちゃんを抱えて水しぶきをあげて川に、落ちた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 442人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんか(プロフ) - 面白すぎた……後編見ようとしたらパスワード認証で見れなくて残念だったけど書き直してると見て納得しました！一般公開されるのを楽しみに待っています。これからも応援しています！！頑張ってください！ (9月24日 23時) (
レス) id: d3fb5e7475 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - この作品見つけて読みました……、めちゃめちゃ面白いです！！続編のパスワードを教えてほしいです！ (7月9日 14時) (レス) @page49 id: a547e890e0 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - 凄く面白いです！！続編も楽しみに待ってます！ (7月4日 16時) (レス) @page50 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
多頭飼い(プロフ) - え、何ですか？之…面白すぎません？？続編見た過ぎてパスワードを聞きに来ました← (7月3日 11時) (レス) @page50 id: 243c9e01e1 (このIDを非表示/違反報告)
依央 - 凄く面白いです｡続きが見たいので続編のパスワードを教えてください｡ (7月1日 1時) (レス) @page50 id: 31adf7dffd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
