２３１話＊女子は嫉妬深い生き物ですから ページ6
『ううう……私、鏑丸君とは目つきにシンパシー感じてたのに……』
「シンパシー？嗚呼、そういえば幼い頃“蛇”というあだ名をつけられていたと言っていたな」
そういえば自己紹介の時、そんなことも言ったっけか。よく覚えてんな、この人。
『はい、この通り人より鋭い目つきしてるんで』
この目のせいで何度鏡に映る自分の顔に溜め息をついたことか。
この世界にスマホはないけど、この世界に来る前は電源を落としたスマホの画面に映る自分の目を見るたびに、どうしようもない嫌悪感に襲われたのをよく覚えている。
時々少し考えてしまう。
ここに来てからは常に生きるか死ぬかのギリギリを生きていたせいでそんな暇なかったけど
もしもこの世がもう少し平和で、私がここが漫画の世界だと知らなかったら
私は周りの禰豆子ちゃんとかしのぶさんとか……容姿の整った人達に対して、もっと卑屈になっていたんじゃないかな。
私は性格が悪いから。
“美人は性格が良い人が多い”って何かの本で読んだ気がするけど、それって強ち間違いじゃないと思うな。
「……馬鹿なことを考えるなよ」
『は、はいっ？私、何か声に出てました⁉』
「いいや。でもお前は表情がコロコロ変わるからな、わかりやすい。……とても剣士にはなれそうにないな」
ほ、褒められたかと思ったら貶された……！
何なのかな、この人は。通りがかりにワンポイント毒を吐いてくタイプの伊黒さんかな⁇
「兎も角、自分で自分を貶めるな。この世の中、親でさえ子を貶めて手をあげるんだ。自分ぐらい褒めてやれ」
『で、でも………！』
伊黒さんは続けようとした私をキッと睨みつけ、制した。
「なるほど、お前は俺や甘露寺が認めた人間を悪く言うようなやつだったのか」
『いや、そんなわけ……って、え？』
その言葉を理解するのには少し時間がかかった。
み、認めた？蜜璃ちゃんと伊黒さんが……
『ええぇ⁉ 伊黒さん、それって』
「鍛錬を再開するぞ。竈門炭治郎、構えろ」
「は、はい！」
む、無視された……
何だったんだ、今のは。幻？都合の良い幻覚か何かなのか。
そう思って頬を叩いてみると、しっかり痛かった上に周りから白い目で見られてしまった。哀しい。
２３２話＊はぁ〜〜顔がいい(キレ)→←２３０話＊お前はスリザリンだ
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天弥(プロフ) - 紅鮭@さぶさん» 有難う御座います！！ (2022年6月7日 23時) (
レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@さぶ(プロフ) - 天弥さん» お返事遅れちゃってごめんなさい！もちろんですよ〜！！お友達申請しておきますね٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月7日 22時) (レス) @page6 id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - 今２３１話までを見て思ったことを言います。………主様、知り合いになって頂けませんか？((( (2022年6月6日 11時) (レス) @page6 id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 人には塩対応されるけど鬼には愛され(笑)る系女子、それが零藤ですので！これからも霹靂一閃並のスピードで進んで行きますのでよろしくです(´∀｀*) (2021年7月25日 6時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 数年ぶりにあった初孫…じわじわきました(笑)黒死牟さんがお祖父ちゃんなら、上弦の三と二は親戚の叔父さんとか従兄弟とかですかねぇ。展開にワクワクしてきました。続きが気になりますっ!…というか不死川さんって…… (2021年7月24日 13時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
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