269話**■■は思い出す ページ49
「やめろ、思い出すな!……ねぇ、思い出さないでよ、A……」
時透無一郎の嘆きにも似た叫びもAAには届かなかったようだった。
彼らの眼前にいたのはAではなかった。
……否、この言い方には語弊がある。
それは確かにA、のはずだ。
しかし彼女の額には二本の角。
こめかみから頬にかけて、藤の花のような痣がある。
そして何より気配が違う。
普通の人間の娘であるAは、あの日記憶を失くした少年に雲の名前を教えた、平々凡々な彼女はどこにもいなかった。
それらから導き出される答えは一つ。
AAは鬼と化していた。
『嗚呼!やっと思い出した……わたしは、わたしこそが二番目の鬼。鬼の始祖の妹だ……!』
844人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天弥(プロフ) - 紅鮭@さぶさん» 有難う御座います!! (2022年6月7日 23時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@さぶ(プロフ) - 天弥さん» お返事遅れちゃってごめんなさい!もちろんですよ〜!!お友達申請しておきますね٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月7日 22時) (レス) @page6 id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - 今231話までを見て思ったことを言います。………主様、知り合いになって頂けませんか?((( (2022年6月6日 11時) (レス) @page6 id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 人には塩対応されるけど鬼には愛され(笑)る系女子、それが零藤ですので!これからも霹靂一閃並のスピードで進んで行きますのでよろしくです(´∀`*) (2021年7月25日 6時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 数年ぶりにあった初孫…じわじわきました(笑)黒死牟さんがお祖父ちゃんなら、上弦の三と二は親戚の叔父さんとか従兄弟とかですかねぇ。展開にワクワクしてきました。続きが気になりますっ!…というか不死川さんって…… (2021年7月24日 13時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ