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264話*話の展開めちゃ速くて申し訳ない ページ44

手首に強い衝撃があり、私の意識は浮上した。

悲鳴嶼さんに手首をチョップされたのだと、数秒遅れて気づいた。




『痛ぁ……悲鳴嶼さん、何するんですか!っていうかいつの間に?!』
「自分の手を見てみろ」



言われた通り手を見てみると、そこには例の脇差が。
えッ待って、刀身むき出しなんだけど!鞘は?!



「よく聞け、A……君はついさっき、それを使って己の首を斬ろうとした」
『えッ!?嘘すぎでしょ?!』
「嘘ではない……私は上弦のもとに飛ばされた時透を追っていたが、後藤という隠の叫び声を聞きつけここに来てみれば、君が自害しようとしていた」




じ、自害って私が?
後藤さんと話していたことは覚えてるんだけど……うーん、急に視界がぼやけてからの記憶がない。

つーか私には元の世界に帰るっていう願いがあるんだよ。
そんな私が自害とか一番ありえないって!


……けど、この悲鳴嶼さんが嘘を吐くハズがないから事実なんだろうな。
え、マジでなんで???



「……後藤は、普段の君とは雰囲気が違ったと言っていた」
『えぇ……じゃあ私はそういう系の血鬼術持つ鬼に乗っ取られてたってこと?ですか?』



私の声はそこまで小さくなかったはずだけど、悲鳴嶼さんは虚空を見つめたままで返事をしてくれない。
悲鳴嶼さんそういうとこあるよね!


それにしても、今回会った鬼は私を生け捕りにしてアイツのところに連れて行こうとする鬼ばかりだと思ってたんだけどな。
例外もいるとか怖すぎる。シンプルに嫌。




「……ところで、Aよ」
『は、はいっ!』


悲鳴嶼さんに呼ばれると思わず背筋が伸びる。



「私は今から上弦の壱の元に飛ばされた時透のところへ行く……そこに行けばきっと、君は全てを理解できる。零藤のことも……君が夢に見る人々のことも」
『!なんで、』



私の見る夢のことは炭治郎と義勇さんぐらいにしか話してないはずなのに……なんで知ってるんだろう。
さっき義勇さん達に会ったのかな。

それに、全てを理解できるって何?全知全能とかにでもなるの??



「当然のことだが上弦の壱は強い。恐ろしく強い……それでも、行くか?普通の娘として生涯を終えるたいか、全てを知りやるべきことをするか……ここで選びなさい」



悲鳴嶼さんが私に視線を合わせながら静かに問う。
鬼は怖い。けど、そんな言い方されたら答えは一つしかないじゃん。



『行かせてください。ここで行かなかったら多分一生後悔する』

265話*バフ持ちヒーラー(対鬼専用)→←263話*薄紅藤と桃色



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天弥(プロフ) - 紅鮭@さぶさん» 有難う御座います!! (2022年6月7日 23時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@さぶ(プロフ) - 天弥さん» お返事遅れちゃってごめんなさい!もちろんですよ〜!!お友達申請しておきますね٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月7日 22時) (レス) @page6 id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - 今231話までを見て思ったことを言います。………主様、知り合いになって頂けませんか?((( (2022年6月6日 11時) (レス) @page6 id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 人には塩対応されるけど鬼には愛され(笑)る系女子、それが零藤ですので!これからも霹靂一閃並のスピードで進んで行きますのでよろしくです(´∀`*) (2021年7月25日 6時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 数年ぶりにあった初孫…じわじわきました(笑)黒死牟さんがお祖父ちゃんなら、上弦の三と二は親戚の叔父さんとか従兄弟とかですかねぇ。展開にワクワクしてきました。続きが気になりますっ!…というか不死川さんって…… (2021年7月24日 13時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅乱 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年6月4日 16時

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