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249話*雑愛はお帰りください ページ28

「って冗談冗談。義勇さんのいる所はこの辺りでいいんだよな?」
『それを冗談で流せる炭治郎すごいなって』



あ、建物あるし多分ここで合ってるんだろうな。

そうして、私達二人がその建物に爪先を向けた次の瞬間だった。



ぞくり、と背中に氷を当てられたかのような悪寒がした。
これは絶対に鬼の気配とは違う。けど鬼のように恐ろしく、強いものがこの先にいるというのが空気でわかった。

思わず隣にいる炭治郎の服の裾を強く握る。



「?どうした、A」
『え、何も感じないの?マジで?』



流石ジャンプの主人公、これぐらいの気配では全然動じないってわけですか。
ひぇぇ私もそうなりたい……




二人で恐る恐る冨岡邸の庭を覗くと、そこには尋常じゃない殺気を放ちながら睨み合う不死川さんと義勇さんが。


なるほど、さっきの悪寒はこの殺気に当てられたが故のものだったってわけね!やめてくださいほんとに!!!



「あ、不死川さんが技を繰り出した……って、速ッ!?」
『あわよくば不死川さんと仲直りしたいな〜って思ってたけど無理じゃんこれ!ねぇどうしよ?!』
「お、俺に言われても……」



二人でコソコソ話しているうちにも二人はどんどん、私の動体視力を嘲笑うかのような速度で技を繰り出していく。




「あれ?待ってくれ、俺、あの技の動きを追えるかもしれない!」
『嘘でしょ動体視力どうなってんのさ。人間卒業祝いに赤飯炊こうか?』
「本当だって!伊黒さんの訓練を思い出すんだ。そしたらAにも出来るかも……!」



いやいやいや、あの最終選別を突破した鬼殺隊士なら兎も角、つい半年前まで普通のJCやってた私だぜ?
つい数十秒前まで鬼でもない二人の殺気に怖気付いてた私だぜ???


でも、伊黒さんの訓練が無駄だったとは思いたくないよね……



『……試してみようかな』
「ああ!これも訓練の一環だと思ってやってみるといい!」



二人の動きに意識を集中させる。
周りの音、鳥の鳴き声や木々のざわめきが遠く感じる。
体が、特に目が熱い。
二人の動きが少しずつ、少しずつ視認できるまでの速度に落ちていく────ように感じる。

よし、いける!




「待っ、」
「なんだァ?テメェ」
「何者だ」




─────そう、確かにいけたはずだったのに。


次の瞬間私が見たのは憎悪のこもった目で私達が隠れてる茂み、というか私達を睨みつける二人の柱。

えッ何これ急に雑愛とか始まった?泣いていい??

250話*前世サバンナ育ちか?→←248話*フッ、おもしれー女



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天弥(プロフ) - 紅鮭@さぶさん» 有難う御座います!! (2022年6月7日 23時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@さぶ(プロフ) - 天弥さん» お返事遅れちゃってごめんなさい!もちろんですよ〜!!お友達申請しておきますね٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月7日 22時) (レス) @page6 id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - 今231話までを見て思ったことを言います。………主様、知り合いになって頂けませんか?((( (2022年6月6日 11時) (レス) @page6 id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 人には塩対応されるけど鬼には愛され(笑)る系女子、それが零藤ですので!これからも霹靂一閃並のスピードで進んで行きますのでよろしくです(´∀`*) (2021年7月25日 6時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 数年ぶりにあった初孫…じわじわきました(笑)黒死牟さんがお祖父ちゃんなら、上弦の三と二は親戚の叔父さんとか従兄弟とかですかねぇ。展開にワクワクしてきました。続きが気になりますっ!…というか不死川さんって…… (2021年7月24日 13時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅乱 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年6月4日 16時

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