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239話*三点リーダーの量が異常 ページ15

『ありゃ?』




意外なことにさっきまでいた場所と悲鳴嶼邸は意外と近かったらしく、走り始めて数分もしないうちに道が開けてきた。

そして私はその先にあるものを視認して───秒速でソレに背中を向けた。




『ぜ、善逸、炭治郎ォォォ!!!!!!』
「ハァ、ハァ……やっと追いついた……ってA!何でUターンしてきたんだ?!」
『だって、だって!あれ見てよ!!』



開けた道の先で私が見たもの。それは……




「如是我聞 一時仏在ィィ!!」
「舎衛国 祇樹給 孤独園ッッッッ!!!」



滝に打たれながら今にも死にそうな顔でお経(多分)を唱える隊士達だった。


「うわッ?!何あれ?!?!」
「心頭……」
「「『?!』」」


声がした方を振り返って見れば、そこには岩と丸太で作られた巨大ダンベルを持った悲鳴嶼さん……待って悲鳴嶼さん、炎の中に立ってない!?!?



「滅却すれば……火もまた涼し……ようこそ、我が修行場へ……」
「「『ウワアアアアアアアアアア!!!!???』」」





***


悲鳴嶼さんの稽古ですること。それは、

・滝に打たれる修行
・丸太三本を担ぐ修行
・軽く2mはある岩を一町先まで押して運ぶ修行

この三つ。
いや本当に修行僧かな???

しかも滝は驚くほど冷たく、私なんかその水温に慣れるのに精一杯。
善逸はその水温のせいで、先に来ていた伊之助は滝の当たりすぎで初日から死にかけ、なんかもう散々だった。


「そろそろ昼餉の時間か……」
『あっはい!準備します!』
「いや、いい」


え?いやでも柱稽古における食事は隠と私の仕事だし……
でも、あれ?ここに来てから隠を見かけてないような気がする。

そしてふと周りを見渡せば、そこら中に焚き火の跡。
これはまさか……



「夕餉以外は隊士達には自給自足させている……よって、食事の準備は必要ない」
『は、わかりました!』


待って、それ遠回しに私にも自給自足しろって言ってない?
ええぇ……私、素手で魚捕まえたりとか出来るかなぁ……


他の隊士達を見れば慣れたもので、めちゃめちゃ動く魚をかなり簡単に捕まえている。
ゔゔゔ、流石あの最終選別を突破した隊士達、動体視力が逸般人なのね。

私も見様見真似でやるしかないかぁ。
頑張れ私!



***




『はぁぁ……素手で魚捕まえるとかキツすぎたんだけど!』
「え、A、なんで網使わなかったの?岩柱様が用意してくれてたじゃん」
『網あったんかい!!!!!!!!』

240話*めっちゃうろ覚え→←238話*博多いい所だよね



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天弥(プロフ) - 紅鮭@さぶさん» 有難う御座います!! (2022年6月7日 23時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@さぶ(プロフ) - 天弥さん» お返事遅れちゃってごめんなさい!もちろんですよ〜!!お友達申請しておきますね٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月7日 22時) (レス) @page6 id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - 今231話までを見て思ったことを言います。………主様、知り合いになって頂けませんか?((( (2022年6月6日 11時) (レス) @page6 id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 人には塩対応されるけど鬼には愛され(笑)る系女子、それが零藤ですので!これからも霹靂一閃並のスピードで進んで行きますのでよろしくです(´∀`*) (2021年7月25日 6時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 数年ぶりにあった初孫…じわじわきました(笑)黒死牟さんがお祖父ちゃんなら、上弦の三と二は親戚の叔父さんとか従兄弟とかですかねぇ。展開にワクワクしてきました。続きが気になりますっ!…というか不死川さんって…… (2021年7月24日 13時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅乱 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年6月4日 16時

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