２３６話＊ア●ジャッシュ、再び ページ12
「ま、待ってくれよ兄貴！ずっと俺は兄貴に謝りたくて……！」
彼の言葉に、隣の炭治郎も「負けるな玄弥」と小さな声で呟く。そういえば二人は仲良かったんだっけか。
「心底どうでもいいわ。失せろォ」
けど、玄弥君に対する不死川さんの言葉は悲しいほど冷たかった。
そんな言い方……！だって、だってあの子は、
「そんな……俺……鬼を喰ってまで戦ってきたんだぜ……」
彼がそう言った、次の瞬間だった。
不死川さんが恐ろしいほどの速さで床を蹴り、玄弥君に攻撃を仕掛けようとしたのは。
『！まずい！！』
「玄弥！！！」
これには、家族の話に首を突っ込むものではないと思っていた私達二人も反射的に駆け出していた。
炭治郎は玄弥君の方へ、私は不死川さんの方へ。
「邪魔だァ！！」
『ッ……！』
玄弥君を無理矢理抱え、間一髪で避けさせた炭治郎の体が障子にぶつかり、外に投げ出される。
外にいた他の隊士達が突然の不死川さん登場に断末魔のような悲鳴を上げたのはこの際どうでもいいとして……
この人、本気で玄弥君の目を自らの指で潰そうとしてた！！
『不死川さん、それは駄目です！！私は貴方に感謝してるし貴方の事情とかも知らない。けどそれだけは駄目です！！』
恐らく「鬼を喰べた」という発言がこの人の逆鱗に触れたのだろう。
けど、家族を傷つけるのは駄目だ。後で必ず後悔する。
「……A、そこをどけェ」
『貴方が玄弥君を攻撃するなら嫌ですよ！なんで、なんで家族にあんな攻撃……殺すつもりだったんですか！？』
「家族じゃねぇっつってんだろ、お前もしつこいなァ。それに殺しゃしねえよォ、隊律違反だしやォ」
不死川さんが私を軽く押しのけ、炭治郎達二人に向き合う。
「再起不能にすんだよォ。ただしなァ、今すぐ鬼殺隊を辞めるなら許してやる」
その要求はあまりにも酷なものだった。
だって玄弥君は不死川さんと話したがっているのに、鬼殺隊を辞めたら鬼に襲われでもしない限り柱に会うことなんて二度と出来ないに決まっている。
なのに……！！
「ふざけんな！！！貴方がそこまでする権利ないだろ！辞めるのを強要するな！」
「！！」
『炭治郎……！』
その要求を真っ向からばっさりぶった斬った炭治郎は、普段の彼からは考えられないぐらい眉間に皺を寄せていた。
「さっき弟なんかいないって言っただろうが！！玄弥が何を選択したって口出しするな！！」
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天弥(プロフ) - 紅鮭@さぶさん» 有難う御座います！！ (2022年6月7日 23時) (
レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@さぶ(プロフ) - 天弥さん» お返事遅れちゃってごめんなさい！もちろんですよ〜！！お友達申請しておきますね٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月7日 22時) (レス) @page6 id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - 今２３１話までを見て思ったことを言います。………主様、知り合いになって頂けませんか？((( (2022年6月6日 11時) (レス) @page6 id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 人には塩対応されるけど鬼には愛され(笑)る系女子、それが零藤ですので！これからも霹靂一閃並のスピードで進んで行きますのでよろしくです(´∀｀*) (2021年7月25日 6時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 数年ぶりにあった初孫…じわじわきました(笑)黒死牟さんがお祖父ちゃんなら、上弦の三と二は親戚の叔父さんとか従兄弟とかですかねぇ。展開にワクワクしてきました。続きが気になりますっ!…というか不死川さんって…… (2021年7月24日 13時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
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