新作候補 その2 Free!(シリアス…？) ページ44
｢きょうは私達のクラスに転校生が入ってきます。入ってきてー!!｣
岩鳶高校2年のとあるクラスの朝、この日は珍しく朝から全員が揃っていた。
ガラッ
｢碧輝海の星女学園から転校してきました。紺堂Aです。よろしくおねがいします。｣
一気に賑やかになる教室。
｢ねぇはる、あの子って…｣
｢あぁ、Aだ。｣
転校生を知っているような七瀬遙、そして橘真琴。
一方転校生の回りは質問したい人で溢れていた。
ありきたりな質問責めの中でAは淡々と答えていた。その様子を後ろから見ていた2人はAの変化に驚いていた。
2人の知っているAは明るく、今見ているAとは全くの別人のような人だったからだ。
｢…本当にあの子がA!?｣
｢見るからにAだろ。｣
｢凛といいAといい何があったんだよ…。｣
｢でもよかったじゃないか、これで部活の人数が増えてもっと泳げる。｣
｢それはそうだけど…ってはるはほんとに泳ぐことしか考えてないね、まったく…。｣
真琴はいつも通りだと言うように苦笑した。
｢Aちゃんはなんの部活に入るの？前の学校では何部？｣
ありきたりな質問の中に埋もれていた、2人が聞きたい一番の質問。意図はそれぞれだが2人ともAの口から再び水泳の言葉が紡がれると、そう願って疑わなかった。
｢前の学校では水泳部。今度は…
水泳はしない。から…見て回る。｣
｢!?｣
思わずその集団から離れていた2人は立ち上がった。いきなり音が立つものだから全員がそちらを見る。
｢おいおい…橘と七瀬どうしたんだ？ってえ!?｣
｢はる!?｣
ズンズンとAに向かって歩いてくる遙。
｢何故水泳を辞める。｣
｢もう泳ぎたくないから。｣
｢お前は俺達と同じスイミングスクールに半年程いた、Aだろ？｣
｢へ…？｣
遙の目はまっすぐAを見ていた。
しかしAの目は遙を見て誰かと思い出を引っ張り出していて、目の前の遙にはお構い無しだ。
｢あーもーはるったら。ごめんね、A。俺達のこと覚えてる？遙と真琴だよ？｣
｢はる…と…まこ？｣
｢思い出してくれた!?｣
｢っ!!…ごめん!!｣
人を押しのけて走り出したA。クラスメートは驚きを隠せていない。
｢もう泳ぐのは…傷付くのが…怖いの。｣
この声は誰にも聞こえない。
Aの傷は、誰にもわからない。
こちらにお進み下さい。↓
ミューゼスの新作アンケhttp://uranai.nosv.org/u.php/enq/Xfriends003/
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ミューゼス(プロフ) - (名前)神楽さん» ありがとうございますっ！陽泉は…そうですね、頑張って今作品、グダグダしても次には出して行きたいと考えてます！もしよければどんな絡みが見たいとかありましたらお気軽にコメントください(*^^*) (2017年2月2日 19時) (
レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)神楽(プロフ) - いつ頃陽泉の人たち出て来ますか？後すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2017年2月1日 22時) (レス) id: b032007654 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - 怜弥さん» ありがと！ (2017年1月17日 22時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - ミューゼスさん» 全然オッケーだよ。 (2017年1月17日 22時) (レス) id: 8adddb581d (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - 怜弥さん» 怜ちゃんのことだよ！名前だしてもいいなら書き換えるよ！ (2017年1月17日 21時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2016年11月9日 21時
