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ランタン祭当日の学園は、それはもう城全体が小躍りでもしそうな程に浮き足立っていた
「見て見てー！オレたち、今年はハート型のランタンにしたんだ！超力作！」
「オレらのタコ型ランタンの方が凄くね？凄くねぇ？」
「極東の島に凧揚げなる文化があると聞きましてね、僕達も作ってみたんです」
「それタコ違いじゃ…」
廊下を掃除していると、顔馴染み達がわざわざ自分達のランタンを見せに来てくれた
どれも力作なのだろう。それは一目見てすぐに分かった
学園の廊下を見渡す
成果を披露するかの様に各々のランタンが廊下に飾られて、まるで展示会のようだ
今日の学園は一段と賑やかで美しい
「お前たち、授業に遅れたら残らずランタンを引き裂いて回るぞ」
「げぇっ総長！」
巡回しに来た総長に皆が慌てて散っていく
それでも生徒達の楽しそうな笑い声は途絶えなかった
「ふむ…なかなかの腕前だな…」
一つ一つランタンを見て回る総長もまた、祭に浮かれる一人なんだなと意外に思った
みんな、楽しそうだった
私もその空気に当てられて、十分に楽しませてもらってる
だからこれ以上は何もいらない
今年も仕事の合間に空に浮かぶ星々を眺められたらそれでいい
そう、思っていたのに
「さぁマドモワゼル！おめかしの時間だよ！」
「はいぃ！？」
放課後
ランタン祭の準備に賑わう生徒を掻き分け、私は訳も分からず男に手を引かれていた
男＿＿＿ルークくんは私の言葉も無視してずんずんと歩いていく
「ちょっどこに！てか私仕事がっ」
「何も気にする事ないよマドモワゼル！狩人である私が露払いをしたからね。君は思う存分楽しむといい！」
「だから何のこと〜！！」
アタフタしているうちにポムフィオーレ寮に連れて行かれてしまった
混乱している私の手を引き、ルークくんは寮の一室へと入る
「さぁ座って」
「ね、ねぇルークくん…一体これは…」
部屋には優美なドレッサーがひとつ
そこに私を座らせるとルークくんは鏡越しに私を見て笑った
「いつも頑張っている姫君に、私からの誕生日プレゼントだと思ってくれ」
それから彼は櫛で私の髪を梳かし始めた
長い長い金色の髪を
「どうして…」
「美しいからだよ。君は心がとても美しいんだ」
呆然とする私に彼は事も無げに返した
「だからお似合いだと思うよ、私は」
君の恋を応援している
そう言って、彼は私の髪に恋占いの花を挿した
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くらげ - 待って、、、ロスカゲートじゃない、、、、、すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！！！！！ (12月3日 10時) (
レス) @page50 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - "深淵の君"ってえ！？王子様がくるその日までのロスカゲートちゃん！！？？いろんな世界線ある！？やべぇ！！！これからも応援してます！！！！ (12月3日 10時) (レス) @page31 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
あ - 天才か 夜中に見て感傷に浸ってる (2023年1月10日 2時) (レス) @page50 id: af6608e558 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - ぷりんせす わんこ見たいです🥺 パスワード教えて欲しいです…作者様の作品が全部良すぎてお気に入りです。 (2022年12月19日 19時) (レス) id: ace6ee2d95 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ぷりんせすわんこ見たいです...🥺パスワード教えてほしいです...作者様の作品全部が神すぎて..... (2022年12月4日 15時) (レス) @page50 id: b8f7239a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾆﾉｺｺ
| 作成日時：2021年10月12日 15時
