【まふまふ】音楽の知識は皆無ですが？【歌い手】

６話 ページ8

朝、目が覚めて思う


「今日からまた大学か・・・」


ただただ憂鬱なだけ

別に嫌いじゃないけど、好きでもない

私が大学に行きたくない理由

それは、もうすぐ論文を発表しなきゃいけないから


「論文、どうしよ・・・」


遊びすぎたなぁ

なんて後悔してももう遅い


ゆっくりとベットから出てお風呂に入る

ちなみに、私は朝風呂派


脱衣所に来て気づく


「相川さんの服、どうしよう・・・」


相川さんの連絡先、聞いとけばよかった・・・

亮太に連絡は・・・やだ

なんかやだ


まぁ、また会う機会があればその時にでもわたそ


さっさと大学院に行く準備をして相川さんの服を持って家を出る


途中のクリーニング屋さんに寄って服を渡す


「仕上がりは今日の６時半です」


「え、早くないですか？」


「１１時までに持ってきてくださるとその日のうちにできますから」


「あ、そうですか」


お礼を言って大学院に向かう


「せんぱーい」


研究所に入って初めに聞こえてきた声

女の子らしい、かわいらしい声

茶髪のゆるふわでばっちりメイク

春らしいピンクの服


この子は後輩の千紗ちゃん

今大学院で一番仲がいい

性格は普通にやさしい

かわいいのに全然腹黒くない


「おはよう

どうしたの？」


「昨日届いたんですよー

ＣＤ！！」


「よかったね」


「そうなんですよ〜

実は、２月から予約してて、昨日発売で・・・

after the rain

って言うんですけど、知りませんか？」


「知らないなぁ・・・」


「そんな！！

人生損しますよ！！

ＣＤ貸しますから、聞いてください！！」


「え、でも昨日発売だったんでしょ？」


「いえ！！

大丈夫です

もう取り込んだんで！」


そういって私にＣＤを渡した

しぶしぶ受け取る


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