【まふまふ】音楽の知識は皆無ですが？【歌い手】

２５話 ページ27

「じゃあさ、俺はどう思ってるの？」


「一之瀬さん？

ん〜・・・難しいなぁ

始めはカッコいいお隣さん

今は、何でも相談できるお友達、かな？」


「あんま相談しないじゃん」


「連絡先知らないもの」


「そうだっけ？」


そう言って、まぁ、お互いの連絡先を交換した


「それじゃあ・・・」


「まだ続くの？」


「ラストラスト

まふは？

まふの事、どう思ってる？」


ビクッて体が動いたかもしれない

一ノ瀬さんはニヤニヤしながら


「好きなんだ？」


って聞いてきた


「わ、わからないの

そもそも、異性に対する好きって感情がわからないの

感じたことないから


・・・でも」


そこまで言って言葉を区切ると一之瀬さんは不思議そうに首を傾ける


「でも？」


「でも、さっき一之瀬さんに気になる人いないのって聞かれた時、相川さんの事を思い浮かべた」


「ふーん」


またニヤニヤし始めた


「なんですか」


「好きなんじゃないの、まふのこと」


「わかりませんって」


「はぁ・・・

まぁ、これから自覚していくんじゃないの？

自分がまふのこと好きって


でもさ、先に言っとくよ？

そうやって自分の気持ちに嘘ついてると、いつ、だれにまふを盗られても文句言えないよ？」



小さくため息をついて、そう言った一之瀬さんの目は本当に怖かった

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